モンベル製ネオプレーングローブ

昔は指先を折って、ベルクロで止められる仕様となっていた

モンベルがリリースしているこの製品は、かなり昔からあるグローブなんだけど、3本指だけ指先を外に出せるようになっているのが売りだ。でも、昔はベルクロが外側についていて、指先部分を折りたためる様になっていた。
 
良さそうなアイデアに思えるかもしれないけど、実際に釣りで使うと、ベルクロにラインが引っかかり、非常に使いづらい代物だった。カスタマーセンターに意見も送ったけど、何年もベルクロ付きだったから、仕方なく、新品を買っても全て除去して使っていたほどだ。
 
でも、冬には有り難いネオプレーンだけど、北海道の本当の厳寒期はこのグローブはあまりお勧めはしない。理由は指を出す明確な穴をあけているので、この部分がとんでもなく冷える。他社製品はスリットもしくは段差を設けたスリット構造になっており、握ったときは指が隠れる様に作られていた。
でも、そうしたメーカーのグローブを使わなかったのは、ネオプレーン製グローブは他の素材に比べ、上手に設計しないとロッドやリールのハンドルを握るのに違和感を感じてしまうからだ。また、そうした製品も多かったから、それを購入することも無かった。防寒面ではモンベルより良くても、操作感は更に大事と僕は考えているからね。
その点、モンベル製のグローブは個人的には操作感は及第点を与えられる製品だ。値段も釣り用品としてはリーズナブルな方だと思う(2600円+税)。
 
ちなみに厳寒期の釣りで1番気に入っているのが、MAZUMEのネオプレーングローブ。カットして使う前提で五本指をフルカバーしているけど、これを切らずに使う。但し、暫く買っていないから、現在は判らないけれど、ここの製品は年によってグローブのサイズ感や固さに違いを感じる事もあった。この為、ショップで試着はした方が良いと思う。改善されているかもしれないけれどもね。
でも、ここのグローブはネオプレーンが薄いという事も理由かもしれないけれど、非常に柔らかく、操作性はこれまで使ったネオプレーングローブでは個人的に1番だと思う。薄いので防寒面はどうよ?と思うかもしれないけれど、厳寒期は肌が濡れない事が1番という意味でカット無しの五本指はとても良い。もっとも、新しいうちは密閉性が半端ないので、装着するのは何とかなるけれど、外すのは結構大変だったかも。
 
また、薄いので、キャスティングを繰り返していると、ラインを押さえる部分がボロボロになってくる。夏であればフィンガーガードでOKだけど、厳寒期はとにかく指を含め、外気にさらしたくないので、グローブを装着したまま、キャスティングやルアーチェンジを行うからね。
それ故、ラインやスナップの操作で大抵の場合、親指と人差し指の先端が直ぐにボロボロとなってしまう。それでも、MAZUMEブランドの製品もそれほど高くはないので、消耗すると割り切れば良い製品かな。ただ、シーズンによっては許容出来ないデザインである事も多いけれども・・・。

指を出せるのは有り難いのだけど、スリットの方が有りがたいんだけども