ACOR AMP-21301

携帯できるフロアポンプに近い

これまでGIYO製のエアーポンプを携帯し、パンク修理に使っていた。この製品も大きな不満は無かったけど、バルブとヘッドの固定部分は今ひとつと感じていた。レバーによりバルブ金口を締め込むタイプなんだけど本当のフロアポンプのそれとは異なり、固定が甘くその結果、空気が漏れてしまうのだ。

滅多に使わない道具であれば多少の事は目をつぶろうと考えるけど、この手の物は不満点があると交換したくなるのだ。CO2ボンベを含め、色々思案した結論として購入したのが写真のACOR(エイカー)製のAMP-21301という商品でミニ・フロアポンプの名称で売られているもの。

ピストン部分が筒をひねる事で二段階に長くなるというメリットも謳われているけど、個人的にはヘッドの固定方法が一番の選択理由だ。先端が赤青に分かれており、青い方が仏式であり、バルブに押しつけた後、逆側の赤い部分を回転させバルブ先端のネジ山に固定を行う形となる。

実際試してみた時の写真が上のものなのだけど、バルブへの固定と操作は携帯ポンプとしてはかなり良いと感じた。空気圧のゲージも一応ついてくるけど、これについてはオマケ程度だと思うので、シビアに空気圧を調整する場合は別途エアーゲージが有った方がベターかな。

デメリットとしてミニと名前が付くものの、それなりの大きさがある。また、付属する車載用のアダプターはボトルケージ穴に固定出来るようになっているけど、何故か横にシフトしている。イメージがわきにくいかもしれないけど、例えばダウンチューブに装着した時、ダウンチューブの真上にポンプが来るのではなく、ダウンチューブの横にポンプが装着される形なのだ。

僕の場合はフロントフォークにダボ穴があるので、以前のGIYOポンプはフォークに固定していた。でも、今回付属してきたブラケットを使うとポンプがフォークに干渉してしまう事があり、イレギュラーだけどGIYOのブラケットをそのまま使用することにした。

厳密には太さが僅かにACORポンプが太いので、GIYOのブラケットへの収まりは今ひとつではある。ただ、更にベリクロテープで脱落防止を図っている為、落下してしまう危険性は殆どないと思う。

しかし、ポンプは非常に良い製品なのに、取り付けブラケットの形状はちょっと理解に苦しむな。なんで横にオフセットしているんだろうか?

実はフォークへの取り付けで干渉云々を書いたと思うけど、ポンプの下側がパイプよりそれなりに出っ張っているのでフォークに当たってしまっていたんだよね。僕の自転車はクロモリフレームなんだけど、フロントフォークだけはカーボンなので結構な太さがある。フォークにこの製品を取り付ける事例は少ないと思うけど、ダウンチューブでアルミフレームの場合、特にMTBなどでは結構な太さである場合があり、フレームへの干渉を避ける為にブラケットをオフセットさせたのかも。

GUYOのブラケットはある程度の高さが確保されているので、今回のポンプも干渉という点では全く問題はないので、このポンプを常時携帯という用途で考える場合はその点だけ注意が必要かも。

8 件のコメント

  • ご無沙汰しております。
    いつも綺麗な写真をありがとうございます、野の花の移ろいで季節を感じております。

    今朝の感じですと、夜明けも遅くなり、ひんやり、秋の気配を感じますね。
    この夏はいろいろ遊びましたが、川釣りのほうは、ヤマメの数が増えたことは嬉しいですが、イワナが減った感じがしました。
    特に南十勝は、イワナ20にヤマメ1くらいの川も少なくなかったのですが、イワナはほぼ釣りませんでした。
    何か異変が起きているのですかね、降雪が少なかったので川の温度が上がっているとか何かあるのかもしれません。

    小樽回りに触発されて厚田~青山ルートを回ってきました。
    もうすぐ厚田というところで道脇の大学生のグループに呼び止められ、空気入れを貸してほしいとのこと。
    先は長いのですが、通り過ぎるわけにもいかず止まりましたが、パンク修理のパッチを持っているだけで予備のチューブもなく、
    パークツールのパンう修理キットを開封し(グラベル乗ってから3000kmほどになりますが、パンクは未経験)、ゴム糊やらなんや
    やりましたが結局治らず(穴の開いた箇所もバルブ根元のゴムの熱い部分の脇で、ちょうどチューブの横、通常のパンクとは違うようで)、チューブも28cでサイズが合わず、家の方に車で回収してもらうことになり後にしました。
    しかし、若いとは先の不安もないのでしょうね、パンクすることを考えもしていない。今回の経験で少しは懲りたのでしょうが。
    気を取り直し青山中央へ、気温は27℃ほどでしたが、あの登りは何度行ってもきついが、妙な達成感はあります(笑)、124㎞。

    今年は、久々テントを張りキャンプもしましたが、ポロポロと粉のようなものが出ており見てみるとシームテープがボロボロ、30年前のモンベルアルパインテント、仕方ありません。帰宅後シームテープを自力で張りなおしました。
    ガソリンランタンも30年前の物がポンピング(空気入れ)がうまくいかず使用不能、ミニマグライトをロウソク代わりに。
    ホタルがいるので20:00以降は明かりを落としてくださいというキャンプ場でしたので何とかなりましたが、これも帰宅後バルブキャップ、ジェネレーターなど一式交換し復活。使用不能になり廃棄したEPIのミニガスランタンも再度購入。
    30年という月日と劣化を考えさせられましたが、道具を使っている本人も劣化しているわけで、次の30年後は物だけ残ります。
    道具が揃ったところでもう一度キャンプに行こうと思います。これで夏のイベントは終了ですね。

    いよいよ豊穣の秋ですね。楽しみましょう。

    • ZENさん

      コメントありがとうございます。
      自転車に乗っていて遭遇しやすいのはパンクだと思いますが、流石にリム打ちパンクは最近は殆ど経験はなく、釘などの異物が刺さったなんて事が殆どです。ただ、書かれている様にバルブ付近の厚いゴム部分でエア漏れする事もありますね。

      これ、空気を入れてみると判りますが漏れている以外の場所にもひび割れがあったりと、ゴム劣化なのかなと思ってます。MTB時代は結構このトラブルに当たっており、保険の為、春にチューブは新品に交換していました。

      今のグラベルロードについては、ZENさんのパンクゼロが羨ましいと感じるほど何度もパンクは発生しており、昨年も合わせると片手の指では足りません。全てがタイヤに何か刺さったトラブルなので、もしかすると走るルートも関係あるのかもしれません。

      しかし、グループなのに、誰一人パンクへの装備が無いというのも正直信じられませんね。仰る通り、今回で懲りるでしょうけれど、自力で解決するという意識が欠落しているような気がします。とは言っても、実際に結構居るのかもしれません。それが若さなのかもしれません。でも、リスク対応は生きる術でもあるので考えて貰いたいものですね。

  • 因みに、携帯ポンプはRace Faceの20㎝程のものを+この3年ほど使用しております。
    仰るようにフレンチバルブにねじ込むようになっており、ゴムキャップで抑え込む形状よりもはるかに効率が良くなっており愛用しております。
    直近のパンクは一昨年ラルマナイにMTBで遠乗りした先帰路パンクしたのですかね、私はパッチでその場で修繕しますが、すでに2か所のパンク修理跡があるtubeで帰宅後交換しました。ったくパンク修理に失敗したのは今回が初めてです。
    タイヤも3000㎞超え大分減りました、バースト予備タイヤとして携行していたパナレーサー(Panaracer) チューブレスコンパーチブル タイヤ [700×35C] グラベルキング SK F735-GKSK-B ブラックを追加で購入しましたので、シーズンオフにシーラント入りのtubeless化しようと考えております。MTBは3台tubeless化しましたが、パンクは皆無です。走行距離が少ないので何とも言えませんが、多少の物を踏んでもシーラントが塞いでくれていると思います(それまで、和歌山在住のころは茨のトゲでしょっちゅうパンクしておりました)。さらに、大きい粒子のシーラントを昨年からベースに使っておりますのでかなりのパンクは防げるものと思っています。導入初期は空気漏れ(特にタイヤ側面からの漏れーシーラントと共に汗をかいたような漏れー)がありましたが、大粒子のシーラントを入れてからは全く漏れが無くなりました。グラベルのtubeless化でも緊急対応のtubeは携行すると思いますが、おそらく使うことはないのかも。あの低圧でGap衝撃が減り尚且つ転がりが良くなるのは魅力ですよ。また機会がありましたらレポートいたします。

    • ZENさん

      コメントありがとうございます。
      チューブレスについては実は先月シーラントを買ってきまして、チューブレス化を試みたのですが、ビードが全く上がらず断念しました。タイヤはグラベルキングSKのTLCでホイールもコンパチ仕様でバルブも標準で付属しているものなのですが、なかなか難しかったです。

      1度チューブをセットし、片方のビードを上げてという方法もあるかなと考えましたが、炎天下での作業で汗だくとなり断念してしまいました。ホイールとタイヤの愛称もあるのかもしれませんが、コツを掴むかどうかにもよるのかなと思っております。

      ところで前回のコメントでガソリンランタンのポンピングについて書かれていましたが、ポンプ部分のガスケット交換で直ると思います。それほど高いものではないので、交換されるのも宜しいかと思います。

      • そうですか、試されたのですね。
        このタイヤビードが上がりにくいので有名みたいです。チューブレスの空気入れは予備タンクに空気溜め込むタイプでないと厳しいかもしれません。 
        あと、薄めた台所洗剤を塗っておくとか。
        それ以前は、スタンドにタイヤ持ち込んでビード上げておりました。
        一連の作業手順は、釧路のPAZさんの動画が参考になります。

        コールマンは、バルブ→ガスケット→ジェネレーターの順に交換してようやく前の状態に戻りました。
        自分で出来る修理は楽しいです。
        キャンプ道具、自転車までは何とかですかね。

        • ZENさん

          コメントありがとうございます。
          コンプレッサー以上に一気にエアーが入らないと、ビードは上がりにくいという事なのでしょうね。ハンドポンプでは絶対に上がらんと悟りました(笑)。

          昨日、ちょっと買い物があり秀岳荘を訪れましたが、白石本店の3Fにあるコールマン売り場で昔は定番だったガソリン製品が少なくなっていますね。まあ、時代の流れもあるのだと思いますが、ガソリンストーブは定番ではあるにしても、MSRの様な山岳向けの製品は皆無であるラインナップですから、当然といえば当然なのかもしれませんね。

  • その後、チューブレスタイヤ(自転車)の交換方法(空気を入れる編)という検索結果を見ましたら、タイヤをリムの中心部分に特にバルブ根元ゴムあたりをきっちり落とすことから始まる云々記載されております。ビードワックスの使用前提ですが、フロアポンプで対応されているようです。

    利便性、コストの観点で様々作業をしてきておりますが、予備タンク付きのポンプ、大粒子シーラントを購入する段では、すでにやりかけたことを何が何でもやり遂げたいという意地のようなもので、結局チューブを使っているのが一番効率的かもしれませんね。
    コールマンにしても同じです。今回の修理で専用工具他\10000以上かかったと思います。新しく買ったほうがコスト的に良かったと思いますが、使い捨ては嫌なもので結局やり遂げました。
    コールマンもテントなどはじめアウトドア製品総合メーカーになっておりますが、元々はガソリンランタン、バーナーのメーカーですので、ここはこれ以外のものは使わない。という考え方もありだと思います。ガス製品のほうが数倍利便性は上でしょうが。

    昨日は千歳サーモンパークに行ってきました、水量も少なくサケの遡上もまだのようですが(インディアンス水車はみませんでしたが)、帰り道は柏木川の川添のグラベルを走り遠回りになり99.5kmでした。
    やはりパンクはせず。最初からついていたパナレーサーの\3000ほどのタイヤですが、コスパは最高ですよ。
    これを、わざわざグラベルキングに変えチューブレス化するのもなかなか理解を得られませんが、やってみたいもので仕方ありません(笑)。

    • ZENさん コメントありがとうございます。

      当方がチューブレス化を考えたのは、対パンク耐性に惹かれたからなのですが、扱いにくさを考えるとクリンチャーのままでも良いのかなと思ったりもしておりますが、今後も改良され続けると思いますので、タイミングで再チャレンジはあるかもしれません。

      ランタンはともかく、ストーブについては厳寒期での使用でこれしかないと考えています。ガスは冬季用のプロパン充填量の多いタンクを使っても、氷点下20度レベルの網走湖ではプロパンの分しか燃焼しません。30%くらいが最大の筈なので半分以上は冬期間は使い物にならない事になります。

      その意味でガソリンの方が安定性は高いのですがアウトドア用のストーブはホワイトガソリン仕様なので、日石などの一斗缶を買わない限り、燃料代が結構な出費だったりします。山岳向けにストーブでレギュラーガソリン仕様の物は燃料は安上がりでしょうが、これはこれで揮発性が高いので専用タンク(携行缶)が必要だったりとどの製品も一長一短はございます。

      現在はプリウスのP153をメインに、厳寒期だけはSOTOのMUKAストーブの組合せです。コールマンも所有していましたが、MUKAストーブの方が低重心で安定性が高いのとセパレート型の為、コンパクトだという事でこればかりになりました。MSRなどのストーブにも惹かれますが、プレヒート前提の製品は一般的な用途では面倒が多いですね。

      反面、丈夫でかなりのアバウトさがあるようなので、粗悪な燃料しか手に入らない等の国や、山岳用途ではこうした製品がベターなのかもしれません。結局は適材適所という事なのでしょう。自転車のパーツもストーブも。