iTunes Plusへの道

値段を見る前は、<BUY ALL>を押してしまうところであった。

少し前、唐突に発表されたiTunes in the Cloudは、現段階でもiTunes Store で購入した楽曲であるならば、バックアップを取らなくても再ダウンロード可能と言うことで、僕も発表された日、帰宅後にWinとMac双方で同期を取ってみた。自分でリッピングを行った楽曲は除外されるけど、これについては最悪、再リップをかければ問題はない(面倒ではあるけれども)。

これにiTunes Matchなるサービスが開始されれば、自分で取り込んだ楽曲の管理も出来るという事で、将来的には管理が変わるかなと思っているけど、これはサービスが開始されてから考える事になると思う。無料じゃない話だから、まあ当然だね。

それはさておき、cloudと同時に発表されたのが、Storeで発売される楽曲が全てiTunes plus対応したという事。DRM無しで高音質とこれからダウンロード購入するには良いのだけど、以前のDRM版を購入した人は有償でアップグレードする事が出来る。この値段が微妙で曲単位やアルバム単位と購入価格により変動があったりする。ま、それは良いとしても、それなりに過去から利用している人間にとってplusへの料金は決して安くは無い。

思わずBUY ALLのボタンを押すところだったけど、値段を見て全てはC/Pが悪いと思いとどまった。それでも数枚のアルバムはアップグレードしてみたけどもね。iTunes plus 自体は前からあるし、plusが発表された時もアップグレードした事があるんだけども、全部の楽曲ではなかったので大した問題じゃなかったけど、今回は規模が規模だから36枚分のアルバム(iTunes Storeで買った分の枚数だね)なんて表示が出ていて、合計金額が19kなんて出ていたら、簡単にクリックは出来ません。

元々、僕が好む様な音楽は録音が悪いアルバムも多いから、多少良くなったところでという事もあるし、音楽は好きだけど下手すると車が一番音が良いなんて可能性もあるし(笑)。まあ、何だかんだ言っても所詮は圧縮音源なわけで、音質はある程度は妥協しないとiPodもPCでも音楽など聴けやしない。実際、音が悪いから嫌いだという人も世の中には居るのだからね。

ちなみに僕は妥協はするけど、PCの音源ボードとスピーカーはそれなりの機材は導入している。オンキヨーのサウンドカードと旧型のBOSEかな。まあ、本格的なオーディオマニアの方からすれば、オモチャみたいなものだけども。