大雪の夜

12月としては記録的な大雪に見舞われた札幌市内は、アメダス上の数値で65cmの積雪量となっていた。

夕方には雪は止んだけど、日中は雪かきをしようにも、猛烈な降雪状態であり作業を断念したほどだ。市内を走る路面電車も、除雪が追いつかず終日運休となっていた。

こんな日は外出せず、家で大人しくしているのが正解なのだが、この日の夜は忘年会があり、否応でも出かけなければならない。

結局、歩く距離の長い地下鉄駅まで最悪歩くことにし、運良く空車のタクシーが走っていれば、それを拾うということで出かけたけど、空車は1台もみかけることはなかった。長時間歩くことを考え、足元はワカサギ釣り用のソレルのブーツ。歩きやすいわけじゃないけれど、断然暖かいし、一応は足首を固定出来るので、長靴よりは全然良いのだ。

駅前通 南1条付近から札幌駅方向

かつては札幌1番の商業地区だった4プラ前

積雪が多く、電飾の光は今ひとつ

今日の忘年会は、いつもの居酒屋さんが主催で、お店の常連さんだけが集まるものだ。普段は店に置いていない酒が用意されていたりするので、年末の楽しみの一つである。

いつもと同じだが、今日は忘年会故、用意されたお酒は飲み放題

ビーフシチュー 普段はメニューにはない一品

今年は一品目に出されたのが、ビーフシチュー。肉がコトコトと煮込まれており、柔らかくて美味しい。洋食は好きだけど、普段は洋食屋さんに行く習慣がないので、滅多に食べる事はない。酒が無ければ、皿に残ったソースをパンにつけて食べたい。

お造り

刺身はどれも美味しかったけど、特にツブとマグロは上等な品でした。

喜界島酒造謹製 くとちゅうの黒つぼ 熟成は11年とのことだ

奄美地方で作られる黒糖焼酎は、独特のさわやかな香りが特徴だ。黒糖はサトウキビが原料であり、ラム酒に通じるところもあるけれど、黒糖焼酎はその名前の通り、黒糖が原料であり、ラムは黒糖を抽出する副産物である廃糖蜜が原料である。

酒の蘊蓄はともかく、黒糖焼酎は芋焼酎や泡盛のような癖も少ない。その癖は魅力的ではあるけれど、黒糖焼酎は文句なしに美味しいと思う。その黒糖焼酎の中でも今回の酒は喜界島産の銘柄。

干し数の子とカマンベールチーズの盛り合わせ

常連のお客様差し入れの自家製ベーコンとハム

常連さんの差し入れが多い忘年会であり、今年は芋焼酎 佐藤(黒)や写真の自家製燻製(ベーコン、ハム、チーズ)が参加者に振る舞われた。もっとも、酒については、僕は黒糖焼酎ばかり飲んでいたので、佐藤は味わえなかった。

干し烏賊炭焼き