夏の厚田朝市へ

5時少し前の札幌 かなり陽が短くなってきた

5時少し前の札幌 かなり陽が短くなってきた

今年もお盆前となり、北海道でも気温が高い日が続いている。本州の猛烈な気温に比べると可愛いものだが、それでも30度前後の気温は、絶対値として暑いと感じる気温だ。

そんな土曜日の朝、早く目が覚めた為、盛夏の朝市はどうなのかな?と、急遽、厚田へ車を走らせてみた。夜も気温が高めの日が続いていたけど、ここにきて朝晩の気温は20度を切り、車載温度計では16度程度。この気温はTシャツでは肌寒いと感じる気温である。

アメダス上は確定ではないけれど(まだ、1日の途中なので)、札幌の最低気温は18.2度、最低気温は29.8度と発表されており、寒暖差は10度以上となる。

厚田朝市の様子

厚田朝市の様子

さて

海産物の旬を考えても、夏の今時期は多くは望めない。実際に売られている魚は冷凍魚か加工品が主体で、生物は小型のヒラメとタコという感じであった。

また、昆布漁が始まったようで、春時期は朝市の駐車場となっている場所が昆布干し場となっていた。このため、駐車場所に苦慮するほどだ。もっとも、早朝であれば人出も少なく、駐車はなんとかなるとは思う。但し、日中は海水浴場も隣接している為、天気次第だけどかなり混雑するかもしれない。

厚田朝市の様子

厚田朝市の様子

昆布漁が行われており、朝市の方も空いている店は全体の数割程度。昆布漁は昆布を採るだけではなく、日干し作業は一家総出で行う。売る物も限られているし、朝市まで人力は割けないということだろう。

そんな朝市で、味は期待せずにハタハタの飯寿司と混獲されたシャコを買ってきた。シャコの場合、5月から6月頃が旬であり、夏は産卵は終わったかな?という時期である。小樽の方では秋シャコ漁も盛んの様だけど、まだ季節は夏。多くは望めないと思うけど、雄は1匹60円(値札は70円であったけど、5匹買ったら50円をオマケしてくれた)だから、試しに買ってみたものだ。

結論からいうと十分美味しいけれど、やはり旬の時期にはかなわない。旨味が薄いと感じるのだ。ただ、数匹つまむ程度であれば、積極的に買うのはどうかなと思うけど、買っても損はしないというレベル。

飯寿司の場合は旬は冬。冷凍技術が進んだとはいえ、やはり冬に出来たてを食べる方が宜しい。それでも、好きな人には良いのかなとは思う。もっとも、既に夏だから、春の間に売れてしまい、残っている種類は少ない。今回はカレイと子持ちハタハタだけであった。

元々、子持ちハタハタはブリコ独特の食感は良いものだけど、身を楽しむならやはり雄。身の味は妥協するとしても、子持ちハタハタはそれなりの大きさがあるので、食べにくさがあるからね。

今日の朝市はこんな感じであったけど、浜益などは土日はウニなども売られている事が多い様だ。もっとも、漁次第だろうし、厚田でも売られている事もあると聞く。でも、昆布漁の様に忙しい時期であれば、確実性は薄いのかもしれない。

それでも、タコなどは立派なものが売られているから、それが目的であれば、夏の朝市も良い物かも。春とは違って、明るい時間に出発出来るから、気分も良いと思うしね。

混獲(魚の網に一緒に入った)シャコ雄

混獲(魚の網に一緒に入った)シャコ雄