昨日、積丹にエゾカンゾウが既に咲いているとの情報を耳にして、目が覚めると突発的に積丹へ向かっていた。
勿論、前日から行こうかどうかは考えていたけど、天気が悪いと積丹の景観は魅力が半減してしまう。真冬のモノトーンも美しいと思うけど、この時期はやはり独特の青い海が観られるかどうかが判断基準である。
先日の道東地方では、一部の例外を除いて、蕾すら出ていないハマナスであったけど、温暖な道央や道南では既に開花している株もある。既に満開となっているのは札幌市内で、国道の分離帯に植えられているハマナスは沢山の花を咲かせている。でも、北海道に住んでいて、植えられているハマナスには殆ど興味を感じない。
岬先端へ続く遊歩道を歩いて行くと、左右の斜面には既にエゾカンゾウが咲いていた。蕾も多く見かけたので、これからの時期は暫く楽しめると思う。もっとも、ハマナスの様に長期に渡って咲いているわけではない種なので、残り二週間くらいが勝負という感じなのかもしれない。
積丹は北海道の中でも海が綺麗な場所であり、高台からみえる海は独特の青色をしている。所謂、シャコタンブルーという色だろう。個人的には、この名称は観光・商業的な影を感じる事もあり、あまり使いたくない言葉ではある。
積丹の海岸線はエゾカンゾウの個体数が多いので、エゾスカシユリを見つけると個人的には嬉しく感じる。このエゾスカシユリは、あまり大規模な群落を作らないようで、単独で一輪咲いているという事も少なくない。
神威岬は灯台の沖に直立している神威岩が有名で、一般的には駐車場から遊歩道を上り、女人禁制の門を通過し、灯台のある場所まで行くとその姿を望める。しかし、岩をみたい、あるいは時間が無いという事であれば、駐車場から右手の遊歩道を上ると神威岩を確認することは出来る。もっとも、積丹岬方向から国道を走っても、神威岬の手前で神威岩は見えるのだが。
観光ガイドなどをみても、神威岬と言えば、上の写真のような景色が写っている。それ故、この岬の定番写真で面白みには欠ける。ただ、天気に恵まれると神威岩手前の海の色は記録に残しておきたいとは思ってしまうのだ。
神威岬を歩いた後、積丹岬の遊歩道を歩こうと思っていたが、ニセコパノラマラインが開通していたので海に別れを告げ、ニセコ連山を横断してきた。久しぶりにこのルートを通ったけど、今時期は山に残る残雪と新緑の緑がとても美しい。単車が多いルートなので、ドライブには少し注意が必要だが、運転中、車窓から見える景色は一見の価値はあると思う。
いつも写真楽しませていただいております。ありがとうございます。
道南の釣行後、平田内に泊まったもので遠回りですが日本海を北上しました。ちょうど同じ頃私もこの日本海を眺めていたと思います。
鳥取、島根も同じ日本海ですが色が違いますよね。流れ込む河川の水が違うのでしょうか、空の色も影響あるのでしょうね。崖と滝のような川が迫る箇所を過ぎると、段々と丘陵地帯に代わりやがて歌棄、磯谷、好きなラインですが20年ぶりとはいえ過疎はいよいよ進み立派なトンネルと防雪設備、船の無い廃屋の前の漁港など寂しい風景の連続でした。
懐かしの湯Tの宿は遠の昔に閉じられておりました。林道沿いの農家は廃屋と化し、畑は原野に戻りつつありました。人の営みとは何なのか考えさせられました、諸行無常ですよ。
河原でまだ緑がかった大きな羆の糞がありました、ウェーダーの足を軽く上回る30cmほどの径がありました、おそらく雄の成獣のもの、お会いしなくてよかったです。羆にとっては棲みやすい環境に戻りつつあるあるのかもしれませんね。
石川さん、こんばんは
道南道央のヤマメ解禁日から気温の低い日が続いていた様ですが、釣り人の数も多かったのではないでしょうか。
日本海は私も旅行で島根や新潟、金沢などで見ていますが、その土地で受ける印象が違いますね。季節であったり、地形の影響もあるのだと思いますが、プランクトンや透明度と言った部分もあるのかもしれません。ただ、神威岬や積丹岬などは高台から見下ろしているという事もあるのかもしれません。また、岩の種類によっても水の色は異なります。
平田内は社会人になった頃に、宿泊した事があります。確か国民宿舎だったと思いますし、建物も現在とは異なります。数十年という期間が短いのか長いのかは判りませんが、昔を思い出してみると変わった場所も多々あります。鉄道然り、道路も然りです。
温泉宿も個人経営の様な場所は、主の高齢が理由で閉鎖という話もよく聞きます。野田追の熊嶺荘も昨年閉館してしまいました。
こうした変化は受け入れていくしかないのでしょうが、そうした思い出と共に記録に残したいという意味もあり、写真を撮っているという事もあります。サイトの方へはあまり人工物は掲載しないのですが、宿の部屋や食事などはこまめに撮影していたりもするのです。