ニセコ高原にて

羊蹄の雪も少なくなってきた

羊蹄の雪も少なくなってきた

スタッドレスタイヤをようやく脱ぎ、夏タイヤへ交換した今日の午後、ニセコ高原を訪れてみた。

タイヤの慣らしというのは大袈裟だけど、ゴムを一皮剥こうと思った事とタケノコ(ネマガリダケ)を少しだけ本格的に採ろうと思ったからだ。もっとも、僕のいう本格的というのは、本当の山菜狩りの人には笑われそうなレベルであり、大したものではない。あんな藪を何時間も探る気力もないし、そもそも何度か食べられる量しか必要ないからね。

今日はイワオヌプリの見える場所を訪れた

今日はイワオヌプリの見える場所を訪れた

もっとも、軽い気持ちでタケノコ狩りというのもリスクがある。ママゴトと言っても良いタケノコ狩りであっても、甘く考えていると遭難のリスクもあるのがタケノコ狩り。それ故、基本的には道路際付近を探り、保険でGPSを携帯している。もっとも、地形的に山の斜面を探っているので、道路から藪を上り、迷ったとしても斜面を下れば道路に出るという安楽な場所である。

タケノコ狩りは藪との戦い

タケノコ狩りは藪との戦い

安楽な場所なので、多くを望むことは出来ないが、丹念に探ると、それなりに残っているものだ

安楽な場所なので多くを望むことは出来ないが、丹念に探ると、それなりに残っているものだ

狭い道路なので、車が駐車できる場所は限られている。それ故、このシーズンも今日の僕が駐車した場所にも何人も先行していることだろう。もっとも、密度の高い藪となっており、キノコの様な探り方が出来るわけではない。それ故、マメに探れば、それなりのタケノコを採取することは難しい事ではない。

強者は背負いに何十キロと採取し、瓶詰めなどで1年分を保存するタケノコだけど、僕は旬の時期にそこそこの量を食べることが出来ればいい。それ故、こんな程度の収穫で十分である。

個人的には、この時期に楽しめれば良いので十分。

個人的には、この時期に楽しめれば良いので十分。

地図をみると、今日の採取した場所の標高は600mを少し上回る。最盛期には道路を塞ぐレベルで人が集まる大谷地で750m程度の筈だから、来週辺りにはニセコ高原も人で溢れそうだ。そんな混雑するような場所へ行こうとは思わないが、確かに山菜としては癖がなく、茹でても焼いても、煮付けでも、汁物でも美味しいネマガリダケが人気なのも理解は出来る。

ニセコ界隈で感心するのが、山麓の多くがネマガリダケ、すなわちチシマザサに覆われているという事だ。全山にあるチシマザサを考えると、人間の採取する範囲などはしれているだろう。他の山菜は人が入られると、それで終わりだけど、タケノコだけは人が入っていない場所を探れば、タイミングもあるけど、かなりの収穫が期待出来る。

また、本州などではかなりの額でネマガリダケが売れるそうだ。実際、道内でも地方へ行くと、ネマガリダケの瓶詰めが売られているけど、買うには躊躇するほどの値段がつけられている。

それ故か、釣りで言えばアキアジ釣りの様に、人を狂わせる何かがタケノコにはあるようだ。それでなくては、人を襲った熊が出ている場所に入山したりなどはしないだろう。昔の風不死岳(ふっぷしだけ)事件の様に、警告が出されているにもかかわらず、それでも入山する人間も少なくないと聞く。

正直、こうした人間の命などはどうでも良いのだが、何かあれば周囲の人間が危険な山中を捜索するなんて事になるのだ。山菜狩りに限らず、釣りや登山でも、常にリスクを自覚した行動は必要だと思う。

ニセコに限らず、タケノコの産地に数多く設置されている看板や、秋田の熊報道をみて、そう感じた次第だ。

如何に遭難者が多いかという事であろう

如何に遭難者が多いかという事であろう