完全にシーズンインとなっているニセコは、早朝から色々な場所でネマガリダケ採取の人で賑わっていた。こればかりは致し方ない部分もあるけれど、かなりえげつない駐車をしている人間も少なからずいるので、僕は人の少ない場所へ流れていくしかない。
もっとも、混雑している場所は、太いタケノコが採れる場所であったりする。ニセコの場合は笹の面積が広く、多少の混雑しても分散できるキャパがあるから賑わうのだと思う。まあ、少なくとも、あれだけ人が出ていれば熊も何も寄ってこないとは思う。
今回は標高は700mを越える場所に入ったけど、シラネアオイやムラサキヤシオツツジをよく見かけた。ただ、この標高であっても、ウドについてはそろそろ終わりだ。先週は30cmほどの上物サイズがあったけど、一週間経過した今は日陰でも長く伸びている。
更に上に上れば、まだ有りそうな気もするけど、シーズン物だから来年の楽しみということがいいのかも。
最初に入ったルートは笹藪ではあるけど、岩がゴロゴロしている場所で採取には向いていない。でも、多少の移動をすると徐々に太いネマガリが姿を見せてくれた。
それでも、かなりの確率で虫食いも目立ってきたので、今年はシーズンが早かったという事でニセコ高原とはいえ、そろそろシーズンも最終盤という感じなのかもしれない。
登山道を利用して更に上へ向かうとか、北斜面などではまだまだ行けそうな気もするけど、欲を出すとろくな事はないのでね。