この画像だけが全てではないけれど、白(R255 G255 B255)の中に描かれた記号と、黒(R0 G0 B0)の中に描かれた記号が判断出来る様に表示されているのであれば、そこそこの調整と性能が確保されているディスプレイだとは思う。真ん中のグレーふたつも質の悪いディスプレイだと、もしかすると厳しいかもしれない。
この画像はEIZO(ナナオ)で紹介されている簡易テストの画像を参考に、同じRGB値で自分が作成したもの(流石に画像をパクるわけにはいかないからね)。参考にしたのは、この記事。
実際には白色点、階調性、輝度むら、カラースペースなど色々判断しなければならないので、これは遊びだけど、画質にこだわり、シビアな調整で納得いくまで現像処理をするなんて事であれば、この画像レベルのお遊びは楽々クリアしていないと話にならない。
特にハイライト部などは、白い雲が白飛びするか階調を残せるか・・・なんて調整に直結するので、全く見えないという事だと、あまり宜しくない環境であるとは言えるのかも。ディスプレイの素性がよくてもセッティングが悪いと駄目。勿論、逆にキャリブレーションを行っても、品質が悪いディスプレイ機器だと駄目だろう。
勿論、そこまでシビアに鑑賞しないとか、撮影した写真の現像や補正などしないという事であれば、こんなディスプレイ性能は必要はない。でも、ある程度から上の中級者が、写真画質云々を語るなら、カメラ機材だけではなく、こうした環境面も理解していないと意味がないんだけどね。