秋の足音

夏が終わり、ラクヨウの季節を迎えたようだ。

夏が終わり、ラクヨウの季節を迎えたようだ。

金曜日に職場の送別会があり、土日の遠征予定が急遽中止となってしまった事もあり、土日は大人しくと言いたいところだけど、そろそろラクヨウ(ハナイグチ)が出ている頃かなと、日曜日にドライブがてら道南のカラマツ林を訪れてみた。

そこまで遠くへ行かなくても、カラマツ林はあると思うのだが、札幌近郊の入りやすい山は激戦区である。半日歩いて数個というレベルであれば、正直なところ行かない方が良い。もっとも、まだ日中は暑さを感じる9月上旬である。本格的に出てくるのは今月中旬以降であろう。その意味では、あまり期待もしていなかったのだが、結果的にマアマアの量が採れたと思う。ただ、幼菌は少なく、数日遅かったかなという物が多かったけど、これだけは地元にでもいないとタイミングは運だと思う。

まだ、青々としているカラマツ林。それでも、ところどころにラクヨウの姿があった。

まだ、青々としているカラマツ林。それでも、ところどころにラクヨウの姿があった。

僕の訪れる林は、釣友から教えて貰った場所なのだが、比較的入山する人は少ない場所の様だ。皆無ではないのは、林内のところどころにゴミや缶が捨てられているからだ。しかし、こうした山で平気でゴミを捨てる輩が居るというのも、困ったものだね。持ってきたのだから、持ち帰ればと思うのだが、そういう理屈は通じない人種が多いということか。

ラクヨウだけは、林内でもハッキリ目立つキノコで取り残しを狙うのが得策。

ラクヨウだけは、林内でもハッキリ目立つキノコで取り残しを狙うのが得策。

今回も訪れたのが日曜日という事もあり、平日あるいは土曜日にこの場所を歩いた人間が居るようだ。その証拠に採りやすい場所からは、一本も発見出来なかったからね。ただ、こうした時は林内に何本か走っている沢沿いやシダなどが生えている場所を丹念に探すと、思わぬ群落に当たる事も多い。勿論、タイミングによるとは思うけど、今回は沢を中心に探した結果、この時期としてはマアマアの量が確保出来たと思う。

さて、次回は今月中旬以降かな。でも、その直前に送別会がセッティングされているのが、正直気に入らないのだけど、恐らく早朝集合という事ではないと思うので、一次会を軽く付き合い、逃亡するというのが良さそうだ。春もそうだけど、この時期は色々予定外の行事が多くなるものだね。