5月下旬というのは僕が好んで入山するニセコ・ワイスホルン山麓だとしても、ネマガリタケは少し早いというタイミングであることが多い。広大な笹原となっているニセコ界隈では多少出遅れても収穫出来る場所は多いのに、このタイミングで訪れたのはコシアブラも採取したかったからだ。
結論からいうとコシアブラについては1週間ほど遅かったと思う。ネマガリタケの様に雪の下で越冬する種は、多少の高気温が続いたとしても極端な影響を受けない様だけど、コシアブラは天候が良ければ即成長してしまう。
ネマガリタケの藪に所々コシアブラの木が生えているのだけど、こうした場所の木は概して高い木が多く、既に葉を大きく広げてしまっていた。それでも日当たりの悪い斜面などを探すと、成長の悪い木を見つけることも出来たので、数回分の収穫は出来たのは良かった。しかし、流石に道央圏ではコシアブラのシーズンは終焉だろう。
ネマガリタケも日の当たる斜面などを探してなんとかという感じで、まだ少し早いというのが結論だ。それなりに人は集まっていたけど、早々に移動しているところをみると山麓の方も同様だったのだろう。僕はベンチマークしている場所がある為、まだ山麓斜面は早いと判断し、南向きの斜面でなんとかという感じではあるけど、発生にムラもあったのでそれなりに人も入っていたのかもしれない。
さて、今年の発生状況はなんとかわかったので本番は来週だろうか。来週はちょっと気合いを入れないといけないかも。ネマガリタケを欲しいという人も多いのでね。