先週の渓流にて、ナラタケの幼菌を見かけた事が頭に残っており、ダメ元で道南の山林を訪れてみた。今年、この山林を訪れるのは四回目であり、先週もボリボリ(ナラタケ)を狙って入林したのだが、ボリボリの姿を見つけることができなかったのだ。
今回も過去に実績のある場所を中心に探してみたものの、ボリボリは生えていない。これは厳しいと普段は歩かない斜面を歩いたところ、ブナハリタケが群生している倒木を見つけた。このキノコは独特の癖があり、僕は採取しようと思わないけれど、絵になるキノコではある。
そんなブナハリタケを追うと、立木にボリボリが生えているのをみつけた。ボリボリどころか、ホコリタケも生えている生木である。ボリボリは倒木だけではなく、生きている広葉樹にも寄生する。これが酷くなると、木を枯らしてしまうのだ。所謂、ナラタケ病である。
ボリボリは基本的に倒木を主体として、時には生きている木から姿を現す。しかし、条件が良ければ、地中に生えることも珍しくないキノコである。他のキノコのように土に菌糸を伸ばしているというよりも、地中に埋もれた木の枝などから生えているのだと思う。
条件が重なれば、大量に発生するのがボリボリであり、先の場所で今日は十分採取できたと林の出口に向かう途中、数か所の倒木やその近くの地中から顔を出しているボリボリを見つけた。
先週は殆ど皆無の状態であったのに、僅か1週間でこれとはキノコ狩りだけはタイミングが全てという事なのだろう。老菌もあったので、タイミングもさることながら、歩いた場所も偶然よかったのだと思う。
しかし、この時期だけは、釣りよりもキノコのことが頭に浮かぶようになってしまった気がする。それが良いのか悪いのかはわからないけれど、山菜同様に限られた季節とタイミングが必要だ。
その意味では博打的な要素も含んでいるのがキノコ狩りであり、それが面白いのだと思う。また、秋を味わうという意味でも、これらのキノコは美味でうれしい収穫なのだ。
ご無沙汰しております。
イベントラッシュも終わり季節は晩秋。
キノコ採りも行けず、気温も下がってきましたね。
冬に向かいまっしぐらでしょうか。
9月連休は南十勝の渓を訪れましたが、20cm未満のイワナの渓と化しておりました。遡上したアメマス、サクラも見、鮭も産卵後弊死しており、川と海との循環を目の当たりにして参りました。
十勝川以南の十勝の川は酷い状況でしたね、渓相が変わっておりました。
鮭はダメ、サンマも今一、畑は水害、道東には暗い影が落ちておりました。
かこにはくりかえされてきたことかもしれませんが。
Zen
ZENさん、こんばんは
道東からの帰り道、南十勝を通りましたが、豊似や楽古などは大増水の跡が色濃く残っていました。元々、河原が広い流れでありますので、増水時は暴れる川と思っていますが、これだけの増水は近年では無かったと思います。
通っていた当時も楽古などは、あるときから流れが林に曲がっていたりした事もあり、一定の範囲で過去から縦横無尽に流れていたのでしょう。札楽古の橋など今では橋はありますが、完全な枯れ川状態ですし、仰る通り過去から何度も繰り返されてきたのでしょう。
そういえば、初日の移動で端野の付近を通りましたが、常呂川の氾濫は凄まじかったと思いました。川近くの畑(だった場所)にビニルハウスの骨組みがあったのですが、その下は砂利と砂で埋まっていました。
道東は元々冷夏で不作の年と思われますが、そこに今回の台風直撃は本当に大変だと思いました。JRもいまだ不通、日勝峠も復旧の目処は立っていないと、まだまだ影響が色濃く残る台風被害です。