Novemberという月

まだ11月も終わったわけではないけれど、既に12月も間近に迫っているこのタイミングの今月は一度も竿を振っていない。十勝川の最盛期にインという時期だけど、今年は雨の影響で水位が高い状態が続いている。今日現在でも平年の1.5倍以上の水位となっており、とてもではないけど下流域で竿を出せる状態ではない。現在は徐々に下がりつつあるけど、来週末の三連休までどれくらい下がるかは現時点では何とも言えない。平水近くまで下がってくれれば有り難いけど、それは少し甘いかもしれない。気温の推移から行けば、来月1週目は昨年の様に全面結氷までは行かないだろうけど、その時にならないと判らないからね。

執筆現在の茂岩での水位。(画像クリックで拡大)

ただ、三連休については道外よりアタックの仲間も合流する予定なので、十勝川に行けるかどうかはともかく、何処かで竿を出したいなと考えている。場合によっては、更に遠くへ走る事になるかもしれない。ただ、単独ではないので比較的気が楽という事は言えるかもしれないね。来週の天候を見ていても、来週までは結氷はしないような気がするし。もっとも、これとて実際に行ってみないと何とも言えないんだけどね(笑)。

こんな11月は自宅と職場、あるいは酒場へ通うだけだけど、11月2日から発売とサービスが導入されたKDDIのLTEサービス(4G LTE)は、個人的には大きい出来事だったね。既に2GHz帯のLTEはiPhone用で先行しているけど、個人的にこれはどうでも宜しい。iPhoneを買わない理由は色々あるけれど、LTEだけで言えば2GHz帯のみ対応というのが正直引っかかる。都市部だけでしか使わないという人であれば、これでも何とかなりそうだけど、遠征や旅が多い僕向きではないのは確かだ。

今日時点のLTE(マゼンタ色の部分)エリア。

まだ、導入されたばかりだから本当の評価はこれからだろうけど、サービス開始直後から実人口で80%以上をカバーするとアナウンスされていたけど、思った以上にKDDIの4G LTEは広がっているようだ。800MHzと1.5GHz二つの周波数を使っている様だけど、所謂800MHzのプラチナバンドで展開している事が大きい様だ。LTEサービスでは先行しているDOCOMOのエリアなど話にならないくらい広いエリアだ。このDOCOMOはiPhoneを扱わないという理由で顧客が他社へ流出していると言われているけど、iPhoneの影響だけではなく、こういうインフラの影響もかなりあるような気がする。

左がPCサイトのUSEN速度測定、右がRBBの計測ソフト。

この二つとも帰宅後に自宅で測定したものだけど、速い時はこれくらいの速度がコンスタントに出ている。今後、契約数が伸びてきた時にどれくらい低下するのかという懸念はあるけど、半分まで落ちたとしても3G回線に比べれば圧倒的。ただ、LTEは通信量の上限が事実上あるので、極端な速度低下は心配する必要もないのかもしれない。

あと、端末(LGL21)については、その後、基本的には非常に快調だ。メール自動受信が出来ないトラブルも今のところ問題となっていない。Wi-Fiが自動的に接続されてしまう問題も、auのツール設定を変更したところ改善したようだ。但し、両方の症状とも今暫くは様子見だろうね。このLGL21はOptimus Gと言われている製品でグローバルモデルとは違って、日本専用モデル。個人的にはワンセグや赤外線などは不要で、おサイフケータイと防水があれば後は要らない。ただ、夏のHTC Jからは海外メーカーも日本独自仕様の導入が盛んになってきたような気がする。

ただ、話は変わるけど普通のケータイからスマートフォンへ変化していくなかで、主役は完全に海外製となった感がある。ベースがAndroidというプラットフォームだから、海外製の方がスケールメリットを出しやすく、高性能で低価格、あるいはAndroidのバージョンアップが確約されていたり、余計な機能が乗っていないので安定性が高かったりと正直なところ海外製の方が高性能なのだ。国産メーカーも一部ではハイエンドを前面に出したりしているけど、不具合ばかりなど昔の栄光は何処かに行ってしまった感がある。それでも以前愛用していた京セラのDIGNOは、非常に安定していたなあ。

結局のところケータイも完全にPC化しちゃったという事だね。自作やshopで組み上げたPCとメーカー製で色々な付加価値が付いているモデルとの違いと似ているのかも。前者は海外メーカー製、後者は国内メーカー製。技術力があれば後者でも構わないのだけど、唄っている機能に不具合があったりするから始末に悪い。その意味で今回のLGL21という海外メーカーのスマフォを使ってみて、もう国産には戻れんなと感じた次第。LGL21は機能てんこ盛りだけど、ソフトウェアの技術が高いのだろうね。HTC Jもそうだけど、ちゃんと作れば日本独自仕様であっても安定しているという見本だと思う。まあ、ここは日本だからデザインとか仕上げなど、細かな部分は日本の方がという部分もあるのだけど、やはりこの手の物は使ってナンボだと思う。

そんな日本で辛うじて海外勢に対抗出来ているかなと思うのが、SONYのXperiaシリーズだろう。確かにデザイン面では、一歩抜きんでている感があるしね。ただ、今回のKDDIのラインナップでも一旦は候補にしたけど、早い段階で候補機種から落ちたのがXperia。性能的には十分なんだけど、バッテリー容量が少なすぎる。僕的に言えば、デザイン優先で作っている阿呆な製品と思えたのだ。

何だかんだ言っても、バッテリーが持たなければ只の箱。マニアではないけど、今回でスマフォは三台目。やはり、一番の不満はバッテリーが持たない事だ。だから、その時代で大きなバッテリーを積んでいる機種しか選択出来なくなりつつある。もっとも、省電力の設計など単に電池がデカイ=偉いとは思わないけど、その点でも今回のLGL21は性能を考えると、非常に持ちは良いと思う。常識的な使い方だったら、朝満タンで朝昼晩、それに加えて飲みに行っても1日持つくらいのスタミナはある。あくまでも僕の使い方ではだけども。

4 件のコメント

  • なんとも、悩ましい状況ですね。

    • 西別川さん、こんばんは

      まあ、なるようにしかなりません。秋が遅かったというのが一番の理由でしょう。本来、10月後半からは冬の気圧配置で十勝は晴ればかりなのですが、今年はそうではなかったですから。

  • いや~、諦めて正解でした。なんか嫌な予感がしたんですよね。今年の北海道は、どこか少しズレている感じがします。

    • 高橋さん、おはようございます。

      いや、予感や予言類は信じていませんので、どうでも良いのですが、実際問題として水位が高いのはどうにもなりません。ただ、結氷間際まで水位が落ちれば、良い釣りが出来そうな気がします。スレとは皆無ですし(笑)。

      平年と違うと言われれば、その通りなのですが、こんな事もあるという事で釣りに行けないで落ち込んでいるかというと、そうでもございません。また、この時期は基本的に十勝川以外は眼中にないので、極東に心を動かされる事もありません。

      ただ、最悪今年は極東に向かう可能性も否定は出来ません。但し、単独だったら行きません。かつての釣り場は執着していましたが、今の釣り場はそこまで執着心はございませんので。