ニセコ高原のネマガリタケ

イワオヌプリ 山の残雪も今年は多いようだ

人に会わない(遭わない)とはいえ、同業者の車は何台か停まっているのが普通だけど、今年はほぼ皆無。商売人を含め、今日のフィールドでネマガリタケを採取したのは僕だけだろう。

数日の間に食べきる分を採取出来れば十分と考えている僕だけど、癖がない食材なので、例年はそれなりの量を採取する。でも、今年は気温の上がりが遅いのか、例年よりも積雪が多いのかは判らないけれど、5月下旬にシーズンインする事の多い場所もようやく日の当たる場所でネマガリタケが顔を出しているというレベルであった。

林道にもところどころ残雪があった。ここ数年で一番雪どけが遅い感がある。

ネマガリダケ採りは誰もいない。ネマガリダケの最盛期には、ウドは伸びすぎているものだが、今年はごらんの通り。

ネマガリタケの最盛期にはウドも長く伸びている事が多く、少し遅いかなと感じるものだけど、今年はごらんのとおりで山の春が遅いようだ。林道や斜面にまだ雪が残っているのだから、当然といえば当然なのかもしれない。

本来であれば場所を変更してという事を考えるべきなのだろうけど、僕はタケノコでは何故か大雨に当たる場合が多い。昨日もご多分に漏れず、到着して暫くすると結構な雨。人が居ない事からシーズンが早い事は判ったけど、それでも状況を把握したく藪を少し歩いただけで移動する気力も薄れてしまった。

藪の中は殆ど出ていないが、日当たりの良い場所を探すと、僅かに顔を出していた。

例年通っている場所ということもあり本命場所が駄目な場合でも、タケノコが早くから顔を出しているスポットは判っており、その場所を探ってみたところ数回は楽しめるであろう量は確保できた。

その中から上々の物をソロキャンプ用のグリルで焼いてみたのが、下の焦げ目のあるネマガリタケである。思った以上に皮が焦げやすいという事もあったけど、つきっきりで焼いたので味は上々であった。数本のネマガリタケを焼く為だけに炭など熾していられないので、燃料はマッチ1本で着火という安楽な成形炭である。着火後、数分で使用出来るのも良い。

普段であれば、いきつけの居酒屋さんで焼いて貰うのだが、今年はソロ用のグリルを玄関先で。

全然採れないとはいえ、自宅で数回楽しむレベルは出来た。

ネマガリタケの最盛期には、現地で甘いトウモロコシの様な香りが漂っている事が多い。採取したばかりのネマガリタケを固くなる前に茹でてしまうのだ。僕の場合は趣味の範疇なので、固そうな部分はアスパラのように折ってしまう事が多いけど、商売にしているのであれば嵩も重さも減ってしまう様な事は論外であろう。

ネマガリタケは、緑色の薄い白っぽいものが美味しいと思う。鮮度の良いネマガリタケは、このまま食べても美味しいけど、濃い緑の物は苦みとえぐみが強いのだ。

 

2 件のコメント

  • 今年も初物ゲットですね。
    来年は是非ご相伴にあずかりたいものです(^o^)
    当方も、宣言が明けたらぼちぼち動きだそうかと思っています。

    • 釣魚迷@札幌さん

      こんばんは
      大量に採れた場合はどこかでばら撒こうと考えていたのですが、書いた通り、今年はちょっと早かった様です。標高の高い場所は難しいものです。もっとも、数日は楽しめる程度は採れているのは毎年同じ場所に通っているという理由でしょうか。

      緊急事態宣言・・・。正直、個人的に宣言にそれほど意味は感じていない反面、宣言解除で動こうという考えもないのも事実です。まだまだ終わるとは思えないのが今回のパンデミックなので、自分を含めて周囲の方も大半がワクチン接種を終えるか、特効薬でも発明されない限りはどうかなと考えてます。

      いつかは終息するのでしょうけれど、短期的な楽観視はどうでしょう。実際にどうなるのか何とも言えませんが、個人的には最低でも残り1年は厳しい時代なのかなと感じてます。もっとも、フィールド自体は感染リスクも少ないでしょうから、釣りが悪いという事もありません。

      なかなか難しいですが、僕自身は基本的に宣言に関わらず、表面的にはは大人しくしている予定です。