免許更新にて

本籍削除とICカード化、そして臓器提供の意思欄が

今更ながらだけど、運転免許証の更新があり、交付された免許証が様変わりしていた。ICカード化や臓器提供意思欄など、新聞などで導入するという事は聞いていたけど、そんな事はすっかり忘れていた。しかし、更新の度に免許証の様式が変わっているような気がする。以前の更新時は大きかった免許証が通常のカードサイズとなり、今回はICカード化だ。まあ、15年ほどゴールドカードであったので、更新スパンが長かったという事もあると思う。ちなみに今回は趣味の悪い金色から、めでたく青に変更となりました。というのは冗談で、ちょっと残念でありますな。

あと、臓器提供の意思表示は賛否両論あると思うけど、個人的には、全く好ましく思っていない。運転免許証と本来は関係の無い事だからね。死ぬ確率が高いから、書いてねと言われている様でね(笑)。ただ、免許証が一番数の多い身分証明となる証書と考えると、有無の意思を示す数が多くなれば、相対的に提供数も増える方法だとは思う。その意味では好ましく思っていなくても、一つの方法としては有効だと思う。でも、やはり違和感と、役人のご都合主義は感じます。

ちなみに、僕は3番と書いておくつもり。自分が移植に対して、否定的な考えを持っているからね。逆の立場というか臓器の提供を待っている人や家族からみると、とんでもないと思われそうだけど、こればかりは、各自の考え方が全てとしか言いようがない。わざわざサイトに書いたのは、どちらにせよ意思を示す必要があると言いたかったからだ。この欄が無記入だと、遺族の同意で移植可となってしまう可能性があるという事。まあ、死んでしまったら後は好きにしてくれという人はそれでも良いけど、本人は嫌だと思っていて家族がOKの場合はどうなんだろうかね。

そういう点はこの制度導入前から問題視されていて、やはり根本は免許証にそういう欄を設けたことと、それでも導入したのならきちんと説明すべきことだと思うんだよね。今日の講習で意思確認欄が出来た事は説明されていたけど、そういう大事な部分はリーフレットを一枚渡されただけ。役人は何を考えているのやら。