2023 キノコ探索とアメマス

雷電海岸 刀掛岩

積丹半島の山々も雪化粧をしている

恒例の道南キノコ行脚の時期なのだが、最初に海が写っているのは中山峠を避けた為である。冬道が苦手というわけではないけれど、安全を考えると比較的標高の低い稲穂峠を経由して向かった方が間違いはない。現在は余市まで高速が延びており、距離的には僅かなアドバンテージだけど、将来的な倶知安へ高速が通じれば道南へのアプローチは小樽経由が主流になりそうだ。

釣れたのは小型のアメマスだけだが、大型のアメマスもルアーを追ってきた

厳しそうなタイミングではあったけれども、瀬に群れが入っていたようで、複数回のバイトに恵まれた。大型(と言っても、50cmくらいだろうけれど)の追いもあり、口も使ってくれたけどあえなく数秒でフックアウト。腕だろうけれど、瀬の釣りはなかなか難しいものだ。アメマスについては来月からが本格化すると思うけど、羆の形跡もかなりあるので判断が難しい。エノキタケの好場所でもあるので一度くらいは時間を作って訪れてみたい。

水量が多い為、枝沢の流れも美しい

左の足跡は小熊だろうけれど、右の崩れた窪みも実はヒグマの足跡である

今年の紅葉は色づきは今ひとつだが、それでも滝がある景色は絵になるのだ

月末くらいが紅葉のピークなのかもしれない

この滝のある渓は魚影はお世辞にも濃いとはいえないものの、河川敷の倒木が多く、キノコの好場所である。但し、羆の雰囲気も濃厚であり、昨今の出没を考えると単独でアタックする気にはなれない。今回は総勢4名でアタックしたのだが、ロッドを持ったメンバーは二人。その二人に当方は入らず、キノコをひたすら物色していた。

小沢だが降雨による増水で遡行はそれなりに大変であった

ナラタケ(ボリボリ)は結果的に大発生していた遠征であった

暑い夏の年はナラタケが良いという事を言われているけど、結局はタイミング次第である。今年に関してはタイミングが良かったようで、久しぶりに背中に重さを感じる収穫となった。若い菌も多く、遅い発生である為、丈夫なナラタケが多かった(早生などは袋の生でボロボロになる事が多いキノコなのだ)。

黄色っぽいのは朽ちかけたヌメリスギタケモドキだが、ナラタケ(ボリボリ)も発生している

ナラタケ(ボリボリ)の大群落 ここまで開くと古い物も多いのだが、半分くらいは傘の裏が真っ白の上物であった

ナラタケ(ボリボリ)の幼菌 数日後が食べ頃だろうけど、キノコの場合は躊躇なく採取する

これはナメコ これくらいの開き方が美味しい頃合い

ナラタケ(ボリボリ)

昨年も発生していたムキタケの木

ナラタケ(ボリボリ) これも幼菌が多いが、味噌汁の具にはちょうどいい

立ち枯れした木に発生したナラタケ(ボリボリ)だが、時には生木にも発生する

ブナシメジ 傘中心の大理石模様が特徴である

美味しそうな色をしているが、これはツキヨタケ(毒)

マスタケ 写真ではわかりづらいが、かなり大きい株である

アミヒラタケと思われる 傘の大きさはかなり大きい 無毒らしいが、食べる気にはなれない