2月頭にも記録的な積雪を記録していた札幌だけど、個人的には強風と伴った今回の方が疲れたと感じる。感覚的な話ではあるけど、風のよる吹きだまりは、アメダス数値など参考にならない。
今回の荒天で同僚が石狩新港内で、吹き溜まりによるスタックしたとの連絡が昼頃の事。自力脱出も無理との事でレッカー車を要請したものの、雪で現場に到着出来ず、除雪も近くまでは来ていた様な話もしていたけど、結局身動きがとれずレスキュー要請を行ったと聞いた。
救助が行われたのは午後8時くらいと聞いたけど、既にドアは開かず、レスキュー隊も埋まっている車が特定出来ないレベルで雪が積もっていたらしい。夜なのでヘッドライトを点灯させ、場所を特定したようだ。
スタック中はエンジンはOFFにしていたとの事だけど、状況を聞く限り、エンジン始動していた状態であれば間違いなく一酸化炭素中毒で命を落としていたと思うので、その意味では的確な判断だったとは思う。
ちなみにワカサギ釣りのテントで中毒という事が一番耳にする事故だけど、この一酸化炭素中毒というのは何でも一気に起こるらしいね。やばいと感じたら既に遅いという状態らしいのだ。
体調に異変を感じて換気すれば・・・なんて事を考える余裕もない場合が多いらしい。僕はこの中毒を体験したことは勿論ないけど、最初の体験が致命的という可能性も高いわけで、そうした事例を聞いてからは、僕自身はテントなどの密閉した空間での炭や練炭などは自殺行為と考えている。
話は横道に逸れたけど、今回のような車が埋もれるような場合はエンジン停止は必然だ。それ故、そうした状態でも寒さに耐えられるように車中に毛布や寝袋を装備しておいたり、飲料水や保存食を常備していた方が良いとは思う。但し、飲料水については出発時に忘れずにという事になるよね。車中に保存しておいたら、間違いなく凍結するのが北海道だから・・・。