2020 ニセコ連山にて

左:ニセコアンニプリ 右:イワオヌプリ

時間が自由に使えないので結局は暦通りの休みにアタックという事になるのだけど、五月末というタイミングで今回の場所はあまり外したことがない。もっとも、今年については1週間は早いかなと思われる状況であった。先行者に状況を聞いても、口々に「まだ、早い」と語っていた。

ニセコの場合、採取場所は数多くあるけれど、この手の遊び(プロも居るけど)は釣りと同じで、釣れて(採れて)いると人が集まる。故に人が少ないと採れていないという事なのだ。

今日は駐車場所には数台の車が停まっていたけど、早朝なのに早々に引き上げる車も居たので早いと判断して場所を移動したか、諦めたかというところであろう。でも、出てくる時は一気に出てくるので今日のような気温が続けば、直ぐに盛期になるのかなと思っている。

今回はちょっと消化不良と言えるので、最低でも後一回はアタックしないと駄目かな。

竹藪との格闘だったが、1週間は早いという判断であった

日当たりの良い場所では、僅かに出ているけど、来週以降からがシーズンインだと思う

独活(ウド)もまだ出たばかりだった

エンレイソウが咲いていた。高原故の季節感。

僅かだが茹でて食した。

ネマガリダケの炭焼き 素朴な香りと味が素晴らしい

自宅だと炭で焼くという調理は少し敷居が高いと思う。勿論、七輪と炭があれば可能なのだが、タケノコの為に炭をおこしてという気になるのかどうかだろう。

でも、炭でこんがり焼いたタケノコは恐らくは皮からの香りが香ばしいし、蒸し焼きになったタケノコ本体からは茹でた時よりも甘さが目立つ様な気がする。

この甘さは、天ぷら(勿論、素材は生の状態で天ぷらにする)にも言える事で、シャリシャリとした食感とその甘さは癖がなく万人向けだと思う。

写真の様なウド、タケノコ、タラの芽の三種盛りなどは、今時期しか味わう事の出来ない組み合わせで、香りと苦みのウド、甘さが際立つタケノコ、独特の食感と香りのタラの芽はバランスがとても良いと思う。このタラの芽の代わりにコシアブラはどうか?とも思うけど、流石にニセコ高原を探したけどコシアブラは見つける事が出来なかった。

ただ、高原であるが故に、ウドもタラの芽もタケノコと同じ時期に楽しめるのは嬉しい限りだ。また、鮮度を考えると同じ味を楽しむにはお金を積んでも難しいと思う。

その意味では本当に贅沢な天ぷらだと思う。また、いつもながら持ち込んだ素材を調理してくれるお店には感謝だね。

山菜の天ぷら三種 左からウド、ネマガリダケ、右がタラの芽

2 件のコメント

  • いやー、良いタケノコですね、来週道南ですので久々に少し見てみますかね。
    しかし、いつも6月に通る雲石峠の頂上部、昔は駐車場のような込み具合でしたが、最近は全く見かけませんね、むしろ途中の中山峠付近がひどく込み合っております。
    竹藪も寿命があるのでしょうかね、開高健のパニックを思い出します。
    昨日今日は自転車三昧でした、密を避けると北上してしまいますが、今日は自転車、バイクともものすごい数でした。 北海道も外で楽しい時期も短いですからね。昨日はカミさん連れでMTB42㎞、今日は厚田、青山中央ルート123,4㎞でした、去年と逆回りR231北上。積丹岳、暑寒別だけが綺麗でした。山登りも良いなとこの瞬間のみいつも思う。クリート良いですね、強制的に膝の位置を固定しますので
    長距離でも痛くなりません、筋肉痛は別ですが。
    季節も良くなりました、全開とはいきませんが楽しみます。

    • ZENさん

      雲石峠ですが、森在住の仲間の話では現在のシーズンインはGW頃の様です。勿論、年によっても早い遅いはあるのかもしれませんが、温暖化なのか昔に比べると早まっているのかもしれません。この為、6月ころは既にシーズンは終了という事なのだと思います。

      昔の道南で言えば、ヤマメ解禁の頃だと遊楽部川支流のペンケルベシベ上流で営林署のタケノコ園が開園していた頃を思い出しました。近年ではタケノコ園がどんどん閉園となり、残されているのが月越ですが、今年はコロナウイルスの影響で開園しませんでしたが、例年、5月の終わり頃だったと思います。

      もっとも、GW過ぎから開幕するのは大抵の場合は日本海側で、熊石付近はネマガリダケが海岸近くまで生えている場所がありますので、そうした場所は本当に早いと思います。もっとも、ギョウジャニンニクなど全ての山菜が早いので、やはり道南は温暖な地域ですね。

      土曜日はタケノコで疲れ果て、日曜日の今日は私も石狩灯台まで往復してきましたが、気温が上がり、ちょっと閉口気味です。特に常にアゲインストだったのが良いのか悪いのか・・・。アゲインストの方が涼しいですが、疲れますから難しいところです。

      ただ、石狩の海岸線でもそろそろ本格的なハマナスの開花が訪れそうです。僅かに咲いていましたが、赤い蕾が殆どでした。結構な人出がありましたが、自転車ルートは基本的に空いていましたね。5月の日差しを甘くみてしまい、両腕と顔が真っ赤となりましたが、良い季節になったものです。

      釣りにも行きたいところですが、その前にタケノコにリベンジが最優先となりそうです。