阿寒湖の思い出

宿からみた小島方向

[お断り] 当エントリーは、過去釣行を思い出話として書き出したものです。

十年前のGWに訪れた阿寒湖は例年と違って、解禁日でもかなりの氷が湖水を覆っていた。阿寒湖の解禁日は5月1日となっているけど、このタイミングで釣りが出来るのは人為的な理由による。

要するに観光シーズンに湖水が開くよう、4月の段階で湖水に覆われていた氷を割っているからだ。でも、この年に限り、費用をケチったのかは判らないけれど、航路を確保する程度の氷を割っただけで、その後は解けて無くなると予想していたものが外れたらしい。

この年、滅多にない事だけど解禁日に阿寒湖を訪れたものの、北風にのり温泉街方面は氷に覆われ、朝一番での渡船は出来る状態ではなかった。午後、風向きが変わったので場所次第だが航行OKとの連絡も貰ったけど、急に風向きが変わり、帰りの送迎が出来なくなるなんて可能性もあるのだ。

阿寒湖の場合、5月中旬でも降雪の危険はあるけれど、このときの釣行はやはりウェーディングはかなり厳しかったと感じている。湖水に氷が浮かんでいる状態だから、それも当然なんだけど、北岸から雌阿寒岳方面をみても積雪量は例年より多かったと思う。

あまり釣れた記憶もないのだけど、魚の写真が何枚かあるので釣れたんだろうね。ただ、10年前とはいえ掲載した写真のアメマスは今見ても美しいと感じた。阿寒湖特有の黄色っぽさは薄いけど体側の白斑が大きく、阿寒湖の特徴で鰓蓋周辺の明確な模様もはっきりしている個体だった。

風向きによって、湖水は開くのだが、この年は雌阿寒の雪も多かった

中型だか美しいアメマスだった