泥やゴミ、そして血は

これが撮影して取り込んだ状態

これが撮影して取り込んだ状態

本来は魚は陸に上げない方がいいし、水際で美しく撮影すればそれが魚の為にも良い事であるとは思う。立派な釣り人は写真などは二の次だと思うし、こんな記事を読むのも嫌だと感じるかもしれない。

でも、残念ながら僕はそこそこの魚が釣れれば記録に残しておきたい釣り人で、そうした部分はまだまだ修行が足りないのだろうね。ただ、そういう人間でありながら、Webへ公開する写真は出来るだけ美しくしたいと強く思っている。今回のサンプルはともかく、例えばカラフトマスの釣りなどでは、トッカリ傷が痛々しく残る個体も多い。魚体に明らかに牙で開いた穴があったりしてね。また、これはある程度までは不可抗力だと思うけど、フッキング場所が悪く、出血がひどい場合だってある。

それを掲載する判断は人それぞれだけど、自分のサイトではレタッチが効かないとか、それが出来ても面倒だというレベルの写真は完全にボツ。また、空き缶やらゴミなど余計な物が写っているのも嫌だ。勿論、撮影時に注意すべき事なんだけど、風景写真はともかくとして、魚の写真だけはブレがなく、ピントが来ていれば撮影は適当である。

適当というのは正確ではなく、せめて短い時間で撮影してリリースしたいという気持ちが強いからだ。だから、数撃てばあたる状態で常時連写モードで撮影するし、魚だけは多少ノイズが出ようがお構いなしなのでISO設定も高感度OKのAutoセットだからね。フレーミングもある程度ざっくりと入っていればそれでいい。

こんな事を書くと、それは違うとこだわっている人から言われそうだけど、僕の釣りの写真集に載せる画像は7割は適当である。コンデジではなく、三脚を使い、フレーミングもきっちり調整して撮影している画像も勿論あるけれど、それは魚の写真ではない。釣り師なのに一番適当なのが魚の写真だもの。

まあ、長くなるのでそれはともかく・・・

ちょっと手をかければWebレベルであれば綺麗になるという実例を。調整箇所はキャプション部に書いている通り。細かな説明というかソフトのツール説明などは割愛するけど、Photoshopのレタッチくらいは慣れれば誰でも出来る。

まず、余計な部分はトリミング。基本は魚を大きく、余計な物は省いてしまう。

まず、余計な部分はトリミング。基本は魚を大きく、余計な物は省いてしまう。

トリミングした時点の画像 ゴミや口元の出血があるし、グローブの泥の色も気に入らない。

トリミングした時点の画像 ゴミや口元の出血があるし、グローブの泥の色も気に入らない。

まず、グローブの茶色の泥部分を修正ツールでスポット的に彩度を落とし、ごまかす。

まず、グローブの茶色の泥部分を修正ツールでスポット的に彩度を落とし、ごまかす。

最後に・・・というかこれが一番面倒なのだが、ゴミの除去と血を何とかした画像。

最後に・・・というかこれが一番面倒なのだが、ゴミの除去と血を何とかした画像。

まあ、口元の出血についてはこのエントリーでは適当にやったけど、先日の写真集に掲載した二枚目がきっちり(自分レベルではね)レタッチして血を消した画像だ。面倒かもしれないけれど、これは僕の拘りであり、アクセスが少ないとはいえWeb Siteを開設している以上、最低限の自分に課したルールかな。

もっとも、これは僕の自分のサイトに対する姿勢であって、他人のサイトはどうぞご自由にです。

4 件のコメント

  • こんばんぱ![HIROSHIさん。
    最後のごみ処理は見事ですねぇ~。おそらくスタンプツールだとは思いますが、ここまで、奇麗には私にはできません。斑紋に違和感がありません・・。魚のフォトは、リアルタイムの修正なしで現地でUPしているため、本当に適当ですが、コンデジや携帯のカメラで撮っているためか、比較的解像度が低いので、鮮明さがない部分誤魔化しがききますね。

    自己満足ですが、HIROSHIさんから譲っていただいた、ガラパのフォトは自分では気にいっております。待ち受けサイズで大きめに撮ってUPしているため、BLOGの写真は迫力がありますもの(笑)。

    • Shinyaさん、こんばんは

      今回のレタッチ例でスタンプを使ったのは1カ所のみですね。ゴミが小さいので、修正ツールでなぞれば殆ど判りません。紙に焼くようなレベルだと、ちょっと大変ですけれども、Web用途であれば数分もあればゴミ取りは完了です。

      比較すれば血を消す方が大変でした。まあ、ベースが素人域を出ないからなのですが、写真集の方はちょっとだけ真面目にレタッチしました。この記事のレタッチ例は面倒になって半分適当です(笑)。

      あのガラケーなかなか長期間使われていますね。第二の人生を歩んでいるので嬉しい限りですが、釣りの写真をリアルタイムでという事であれば、スマホよりもガラケーの方が良いかもしれません。

      スマホは釣りのカメラとしては、正直なところ向いていません。特にグローブをしていると、操作する気にもなれないのですね。もっとも、僕は釣りの写真は一切スマホでは撮影しないので防水であれば、それでOKです。

      最近サイトの方は意図的にリアルタイムで記事を出さない事にしましたので、ちょうど良いです(笑)。HTML主体→BLOG主体→HTMLじゃないけれど、昔のサイト方向という形に流れておりまして。

  • Hiroshiさん、お久しぶりです。東京の西村です。いつもHiroshiさんのWebsiteで掲載される自然風景や魚の写真に元気をもらって、また明日から頑張ろうと励ましてもらって感謝してます。まあ、私の個人的な感傷かもしれませんが。でも、北海道の生まれ育ちの方々は羨ましいです。今年も久保田さんと都合がつかずに北海道に行けず、バブリーな東京の不動産マーケットで奔走してますが、来年は5月下旬に道南でイワナを釣りに行く予定ですので、ご予定が合いましたら、是非。

    • 西村さん、こんにちは

      相変わらず激務のようでお疲れ様です。
      まあ、北海道の釣りは現役をリタイヤしても出来ます。時間が取れるようになれば、好きなだけ釣りが出来ます。もっとも、道内在住であっても勤め人はなかなか良いタイミングで釣りに行くことも出来ませんので、その点は西村さんと僕らはあまり変わる事はありません。

      来年5月ですか。半年後の事なので、予定がどうなるかは何とも言えませんが、具体的な日程が決まりましたらお知らせくださいませ。