Bob Dylanが来札し、ZEPP SAPPOROで今日と明日の二日間公演を行う。今思えば、もっとチケットを早くとっておけば良かったと思うのだが、それは後の祭り。ただ、ライブハウスなので遠いエリアだとしても、身長さえあればステージは何とかみえるので、そんなところは、やはりライブハウスという箱の狭さだと思う。
さて、今回のBob Dylanだけど前回の大阪よりも良かったと感じた。何が違うかというと、声が良くなっているというか喉の調子が良いんだと思う。もともとDylanは若い頃から鼻の詰まった様な声を出していたけど、老人と言われる世代になってからは、何とも言えないしゃがれ声だったからね。少なくとも、今回はUnpluggedの時くらいまでは戻っているんじゃないのかと思う。だから、伸ばすところは、しっかり声が伸びていて心地よい。
心地よさをいえば、彼が率いるバックバンドは相変わらず素晴らしいね。テクニックだけの問題じゃなく、Bob Dylanを前に出すサウンドとバンドとしての完成度がもの凄いのだ。ドラム、ベース、ギターが3名だけど、1名は殆どスチールギター専任。メンバーチェンジの有無は知らないけど、とにかく素晴らしい。そんなことで、とても心地よく、本当に楽しめたライブだったと思う。
Bob Dylanも来月72歳になるそうだ。流石に今回が最後かもしれないという歳だけど、ステージで唄っている姿をみると、死ぬまでツアーを続けている人なのかもしれないね。またの再来を期待しつつ。