X-T1では従来のXシリーズにないアクセサリーとして、バッテリーグリップが用意されている。最初はせっかくの小型軽量なのにと、装着予定は無かったのだが、一眼レフと比べ、ミラーレスが極端に劣っているのが撮影枚数だ。
手持ちのD7000でもカタログ上は1050枚が撮影可能であるのに対し、X-T1は半分にも満たない350枚と少々寂しい。故に予備バッテリーは必ず欲しいところなのだが、このグリップを装着すると、グリップ内にもバッテリーが装着出来るので、撮影枚数は倍に伸びる。
でも、本当のところは三脚使用で55-200mmの望遠ZOOMを装着した場合、ボディ単体だと三脚座にレンズが干渉することを防ぐ意味もあった。但し、実際に装着してみて接合部の剛性が足りない事が判った。某掲示板でも、グリップを装着するとぐらぐらするという書き込みを見かけたけど、同感であった。
まあ、200mmレベルのレンズなので、速めのシャッターが切れれば何とかなりそうな気もするけど、やはりこうした部分はプロスペックになっていない部分だと思う。NIKONの一眼レフにもグリップは装着していたけど、やはりメカニカルな部分はNIKONは信頼出来る造りになっているね。故にロードマップにある超望遠ZOOMなど、更に重たく長いレンズだとボディ側の固定は厳しいだろうね。もっとも、ロードマップに超望遠のモック写真は三脚座が写っているので、現時点でそれほど心配する必要はないのかもしれない。
ストラップについては、例によって純正品は開封もせず、Artisan&ArtistのACAM-E25Rというストラップを装着した。元々は同社の柔らかい細身のストラップが柔らかくて好きだったのだが、ボディデザインが変更となったのでこのシリーズに替えた次第。
ちなみに用途で言えば、付属品に付いているストラップで十分であり、わざわざ市販の物を買うことはないのも事実なのだが、この辺りは素材や質感、デザインなどの好みがでる。ある意味ネクタイの様なものなので、一種無駄と思える様だけど僕の馬鹿な拘りの部分です。ただ、このストラップは片手で長さが調整出来るという触れ込み通り、なかなか使い勝手のよいストラップだと思う。