風強し宗八釣り

比較的、型は良かったほうだと思う。

比較的、型は良かったほうだと思う。

室蘭在住のKON-chanさんより宗八鰈釣りのお誘いを受け、久しぶりの海釣りを目論んでいた。昨年は浮きに浮いて、数mという浅場まで魚が浮いたのだが、今年はやや深めであるようだ。もっとも、昨年が浮きすぎていたようで、通常は浮いても15~20mというレベルであることが多いみたいだね。

そんな早朝のマリーナへ到着すると、結構な風が吹いている。やがて、KON-chanさんが到着するも「厳しいかもしれない」と仰る。何でも白鳥大橋で、9mを超える風が吹いているそうだ。強くても6mほどじゃないと、釣りにならないらしい。出船出来るかどうかは、全て船長の判断一つであり、船長が駄目という判断であれば、それに従うのが海の釣りである。

勿論、安全に釣りが出来るかという点が全てであり、無理に出船して事故でもあれば、大変な事になってしまう。そんな今日の釣りは一度は中止という事になったのだが、先に出船している船の情報で急遽出ましょうという事になった。恐らく、単独であれば中止という判断をしていたと思うのだが、僕に気を遣って釣りになりそうであれば出ようという事だったと思う。

KON-chan号船長、K氏の勇姿。海の男である。

KON-chan号船長、K氏の勇姿。海の男である。

陸地近くは風裏になっている為、波は落ちていた。それでも室蘭港を後にすると、徐々に風が強くなり、船が揺られている。身の危険を感じるほどではないにしろ、かなりの悪条件である。

Shinya氏。海でも川でも湖でも、魚釣りならお手の物である。

Shinya氏。海でも川でも湖でも、魚釣りならお手の物である。

Shinya氏は昨夜、阿寒湖から帰還したばかり。相変わらずのタフガイである。

風さえ無ければ、それなりの数が上がった筈なのだが。

風さえ無ければ、それなりの数が上がった筈なのだが。

魚探には宗八の反応が出ており、それなりに浮いているようだ。とりあえず、試してみましょうと20mラインを探ったところ、入れ食いではないけれど、飽きない程度に反応がある。ただ、大きな群れではない事と喰いもそれ程良くないようだ。

戦い終わって。

戦い終わって。

結局、1時間も釣らない時間で更に波も高くなり、帰港という事になった。釣果の方は、掛かっても、かなり落とした様で上げたのは10枚。一枚はサイズが小さく、針を飲んでいなかったので放流し、持ち帰ったのは9枚である。同乗したShinya氏の釣った魚を頂けるという事で数日分の魚は確保出来た。感謝である。

でも、実際に沢山釣れれば楽しいと思うけど、あまりにも釣果が伸びると、魚の処理に困ってしまうことが多い。昨年は100枚くらいで意識的に釣りを止めたけど、条件が良ければ所謂”束”の単位で釣れる魚だ。人それぞれだけど、やはり適量という物がないとね。

昨年と違って、魚群が近いね。

昨年と違って、魚群が近いね。

そういえば、今回TG2(実は先日入手したのだ)のロガー機能が付いている事を思い出し、出航前にロギングしてみた。それを地図上にプロットしたのが、上の図である。昨年はかなり船を走らせたと思うけど、今日釣ったのはこんな海域だ。水深にして50m前後の場所。

このデジカメのロガーだけど、この機能をONにしていた場合、バッテリーがどれくらい持つかが最大の問題だ。ちょっと試してみたいけど、下手に電池切れとなり、肝心の写真が写せなくなっても困るので、テストも微妙なところだろうね。

それはともかく、海況悪い中、船を出して頂いたKON-chanさん、ありがとうございました。また、お疲れのところ同乗&魚を譲って頂いたShinyaさんに感謝です。また、機会がありましたら、宜しくお願い致します。

【番外編】室蘭の夜、焼き鳥にて

室蘭での夕食 豚串

室蘭での夕食 豚串

室蘭での夕食 つくね

 

6 件のコメント

  • お天気には勝てませんね。海の釣りは安全第一ですから。
    TG2、良さげですね〜。搭載されているGPSモジュールが何処のか分かりませんが、最近のGPSは省電力ですから結構もつんじゃないかしら。お気に召さなかったら、引き取りますよ(笑)

    • 西別川さん、こんにちは

      海は、川よりも天候にシビアな釣りですね。リーフの釣りくらいじゃないでしょうか。台風以外なら何とかなるなんて釣りは(^_^;。

      TG2のGPS持ちそうですか。今度、二台持ちして試してみます。夕方というか釣りをしている時間、持ってくれれば問題ないです。でも、スマフォよりは持ちそうですね。ガーミンのGPSですら単三電池で8時間くらいは持ちましたから、更に省電力であればリチウムだし、大丈夫かな。

  • 大変お疲れ様でした。
    言っても詮無きこととではありますが、残念な海況でした。
    この海の感じだと、まだしばらく魚がとどまっているでしょう。
    機会を見つけていらして下さい。

    釣師の皆さん、仕事が早いなァ。
    もう記事を作って、ネットにアップされてるのですね。

    ところで、GPSロガー、いいですね。
    地図上の内浦湾という文字付近、右から左に移動している範囲で出竿しています。
    この部分の線が細かく振動しているのは、船尾のプロペラを逆転させて風に抵抗しているからです。
    プロペラの回転数を変化させるごとに船が揺動しているのが、きちんとロギングされていますね。
    こういう絵を私もほしいのですが、我が艇のGPSプロッター、(私の技術では)データを外部に取り出すことができないのですよ(^^;

    • KON-chanさん、こんにちは
      今日はお気遣い頂き、本当にありがとうございました。

      波予報はさほどでもなかったのですが、やはり低気圧が近づいている時は駄目ですね(^_^;。
      GPSロガーですが、かなり前にパナのデジカメでGPS付を持っていたのですが、GPSサーチに時間が掛かりすぎ、話になりませんでした。ところが最近のデジカメ内蔵GPSは良くなりました。また、事前にPC経由で取り込む必要がありますが、A-GPSに対応しているので更に素早くなっているようです。

      また、最近使っているPC地図(昭文社…ことまっぷ共々お世話になってますね)もGPSロガーデータの取り込みに対応しているので、即表示が可能です。

      残念な事にカメラ内蔵のロガーは、記録間隔等の設定はありません。でも、普段使用であれば、恐らく1分くらいであろうカメラデータでも十分なのかもしれませんね。

  • こんばんは。
    一日違えば全く違った海況だったと思いますが、短時間勝負でこれだけ釣れればまずまずでは。
    ところで、最近、船上での写真撮影を禁止する遊漁船があります。
    というのも、GPS付きのカメラが増え、ブログなど掲載されるとポイントがバレてしまうからだそうです。
    船長の秘密の根に、いつの間にか、マイボートが押し寄せていたなんてこともあったそうです。
    技術の進歩は、思わぬ弊害を生むものですね。

    • TOMさん、こんばんは

      前日が絶好調だったようで、今回も魚はおりましたので残念ですが、こればかりは仕方がありません。
      GPSのログも、ケースバイケースでしょうか。ソイ狙いのように、根の存在がバレる可能性もありますからね。ただ、この界隈の根については、ログを詳細に見ない限りは大丈夫だとは思うのですが、そうした機会があった時は掲載しないように致しましょう。まあ、ソウハチの様な群れをなしているような魚であれば、あまり関係ないような気もするんですけどね。同じ場所へ行っても釣れる保証はありませんし、大抵の場合、船団となっていますので。

      確かに、遊漁船の立場からいうと、GPSというのは確かに厄介だと思います。ただ、写真撮影を禁止したところで専用のロガーさえあれば、ある程度は判ってしまいます。その意味では写真撮影禁止というのも、気持ちは判りますけれど、あまり意味を持たないのかもしれません。ロガーはおろかスマフォでしたら、GPS内蔵でロガーアプリも存在していますし、釣れた場所の時間さえ記録しておけば同じこと。

      僕個人の意見としては、根魚などの場合は釣り人の配慮は必要であると思いますけど、後は自由にという立場ですね。同じ場所へ行っても、必ず釣れるとは限らないのが釣り。船頭さんの経験に頼って、釣らせて貰うというのが遊漁船だと思いますし、それが出来るのがプロです。

      なんて、偉そうな事を言っていますが、海釣りの事情は全然詳しくありませんので、色々あるんでしょうね。