土日を利用して、釣りには行かず、函館へ一泊旅行に行ってきた。北海道としては歴史のある街であり、小樽と並んで観光客の人気も高い街である。個人的には、歴史のある街は混雑しているというイメージがあり、道東は何度も訪れているにもかかわらず、函館を訪れたのは今回で三回目。旅行としては実質二回目だけど、最後の旅行は20年ほど前になるから、殆ど初めての様なものだ。
トラピスト修道院およびトラピスチヌ修道院は、函館観光の有名スポットである。西洋的な建物・・・というか西洋そのものなのだが、長崎や天草の様な異国情緒を醸し出しているのは間違いのないところ。本来、観光の目的として修道院があるわけではないのだけど、修道院としても最低レベルの金銭は稼がなくてはならないのは、仕方が無いところ。生活、信仰の場である中へは入れないけれど、販売所でクッキーやバター、ケーキなどを売っているので修道院の目的と観光客とのバランスは今のところ上手にとられているのような気がする。
函館と言えば、イカと言われるくらいだけど、実際に日本海側では盛んに漁が行われているので特別函館でイカというイメージは僕には無い。ただ、ここまで人口の多い都市で豊富な水産物の水揚げがあるのは、確かにあまり例がないのかもしれない。それはさておき、マイカのシーズンは6月からであり、今頃はヤリイカが捕れているくらいだろう。
このヤリイカはマイカよりもコリコリ感が強く、高級品の部類に入る。夜に立ち寄った居酒屋で、活イカの刺身を食べたけど、確かに食感はとても良い。ただ、個人的には、活イカよりも締めて暫く置いたイカの方が甘みが出て美味しいと思う。また、この甘みが出た状態でもヤリイカは食感に優れるので高級品だと思うのだ。だから、マイカならともかく、活ヤリイカは今回で最後かな。
それよりも、今回食べた刺身の中ではホッキとサクラマスが美味であったと思う。サクラマスも個人的には、塩を振って焼いたものが一番好きだけど、今回の刺身は確かに美味しかった(刺身と言っても、アニサキスの心配があるので、一度冷凍している筈だけども)。
道内で路面電車が走っている街は、札幌と函館の二都市である。僕は札幌出身で、路面電車を通勤に使う事も多いので、函館のそれをみても感激するなんて事は全くない。ただ、札幌に比べて函館の路面電車は路線の道路幅が広く、電車と車が両立しているように思えた。片側二車線の車道があるし、停留所も交差点を渡った先にある為、右折車両と路面電車が交差しないように考えられていると思う。
しかし、土地であれば札幌の方が広く有った筈なのに、何で札幌の電車路線はあんなに狭いのだろうか?冬になれば、軌道を走らざるをえない札幌に比べ、函館のそれは都市交通として、きちんと機能しているように思えるのだ。
おはようございます
新幹線が開通したら、札幌−函館は1時間を要せずに往来できるようになります。
行楽シーズンなんかは、随分と人の動きが変わるでしょうね。
ほんのちょっと前まで、函館市は北洋漁業船団の大集結基地でした。
それが、北海道にサクラ前線が上陸する頃、函館港から漁船が何百隻も一斉に出航して
いくわけです。
で、GW。
飲みっぷりも金払いもいい何万人もの漁船員を相手にした直後の函館ですから、飲み屋街を歩くには財布の中身を増やしてからにする必要がありました(^^;
大門の町には大人向けの酒を出すツブ焼き屋台が随分ありましたが、この冬に歩いた時
は1軒も見ませんでしたね。
いい街です。
KON-chanさん、こんにちは
携帯からの投稿不具合の件、失礼致しました。スマフォ標準のブラウザ(Webkit)環境では、投稿テストを行っているのですが、他のブラウザでは仕様のせいなのか挙動が怪しい事が過去にございました。この辺りは私では修正出来るレベルではないので、ご了承頂ければと思います。
新幹線については、札幌まではまだまだだと認識していますが、新幹線の場合は運賃が高額なので地元の人はどうでしょうね。一人ならともかく、家族揃ってということになると飛行機並みのマネーが飛んで参ります(笑)。
さて、久しぶりの函館でしたが、独特の雰囲気を持つ街だと感じます。同じ古くから栄えている小樽とも明確に異なります。ただ、観光客相手の朝市あたりは典型的な観光客相手の雰囲気を醸し出しており、この点は道内何処でも同じですねえ。同じ朝市でも厚田朝市は、漁港の雰囲気があり、良い雰囲気なのですが、観光客相手の場所はある種の嫌らしさを感じてしまいます。
それはともかく、函館は北海道と思わなければ良い街だと思います。僕の場合、道東や道北の景色雰囲気が好きですし、それが北海道らしいなあと思っているので、函館は東北地方と同列に感じてしまうからなのかもしれませんが(^_^;)