十勝三股(旅の一コマ)

畑のランチ

十勝三股という地は、今でこそ通年通行が可能な国道沿いにあるけれど、少し前までは冬期は通行止めとなる十勝最奥の感がある土地だと感じていた。深い森を切り開いた国道を走っていると、三股辺りでは開けた雰囲気が漂う。開墾した土地の広さと周囲の白樺林が、昔は栄えていたのだという事を思い起こさせるのだ。

この十勝三股の最盛期は、1000人を超える人が暮らしていたという。今では住民は皆無に等しい。そんな土地でいつも気になっていたのが三股山荘という喫茶店。こんな寂れた場所にあるのに、いつも数台の車が停まっているのは知っていた。山荘の名の通りの建物だけど、中に入ると思うのほか広いお店です。

お店で頂いたのは、畑のランチなるもの。写真のプレートにスープがついて1000円。料金が高いか安いかは価値観だろうけど、僕は安いと思うな。単純なメニューだけど、産地のしっかりした食材ばかりだし、都会と違って客単価を高くしないと経営的に成り立たないからね。ちなみに馬鈴薯はトーストに変更して貰えるらしい。味の方も美味しかったです。特にソーセージと馬鈴薯の組み合わせが良いです。

このお店では、士幌線の歴史や木や鹿の角で出来た小物なども販売しており、旅の途中で立ち寄るにはとても良いお店なのかなと感じた次第です。勿論、旅の途中じゃなくても構わないのですが(笑)。

 

 

6 件のコメント

  • Hiroshiさん、こんにちわ。

    この山荘、釣りを始めた頃、阿寒帰りに必ず立ち寄りカレーを食べていました。もう十年前の頃です(笑)
    今でも年に一回は立ち寄るようにしています。
    雰囲気いいんですよね!

    エントリーを見てまた行きたくなりました!

    • 110-Kenさん、こんにちは

      確かに雰囲気は良いですね。アットホームな感じがしています。
      そういう店だからこそ、この地で頑張ってこれるのじゃないでしょうか。なかなか通る機会もありませんが、僕もまた通る事があればコーヒーだけでも立ち寄ろうかなと思ってます。

  • Hiroshiさん、こんにちは
    3年前、士幌線跡をたどった時に私もここに寄って同じものを食べてます。
    これにザワークラウトが付けば、ドイツ庶民のランチになりますね(^o^)

    士幌線は残置施設が多く、私なんかには胸が締め付けられるような思いのするヴューエリアがいくつかあります。

    • KON-chanさん、こんばんは

      士幌線が廃止されたのが1987年となっていますが、糠平ダムが出来た時点で路線も切り替えられていますので、色々な歴史のある路線であったと思います。今でこそ、アーチ橋を保存する気運が高まり、取り壊される予定だった橋梁も存続となったようですが、初めて三国峠を通った25年ほど前に何カ所かのアーチ橋をみて寂しい気持ちになりました。

      白糠の茶路川沿いにも沢山の橋梁が現存していますが、使われなくなった橋に何故そこまで心響くのでしょうね。そんな感情を全く感じない人も勿論居ると思いますが、僕はとても感じる人間の様です。北海道で生まれ育った人間故、開拓時代の歴史を重く感じるからなのかもしれません。

  • 4年振りにKubota sanが北海道へ釣りに行くことが決定しました。8月18日(木)に女満別に到着して、8月19日(金)に知床でカラフトマス釣りの予定です。私は海釣りには疎いのですが、いわゆるシーバスロッドでも大丈夫なのでしょうか? とりあえず、Kubota sanがこれから毎年復活されるので、Shinya sanにも宜しくお伝えください。Citigroupの海釣り達人も別途1名加わるかもしれません。
    西村隆弘

    • 西村さん、こんばんは

      釣りの復帰、良かったですね。世の中の情勢が流動的で心配しておりましたが、復帰という事は落ち着いてきたという事なのでしょうか。
      恐らく、残念ながらこのタイミングだと御一緒出来ないと思いますが、直前の情報は出来るだけ入れるように致します。確か20日にある試験があるもので、流石に知床は厳しいです(笑)。

      ロッドはシーバスロッドでOKです。というか、少し固めのトラウトロッドでもいけます。ただ、あまりにも釣り場が混雑するようだと釣り味が落ちたとしてもシーバスロッドの方が宜しいかと思います。

      ルアーであれば、タスマニアンデビルとチヌークなど定番のスプーンがあれば、それでOKです。ただ、色に関しては赤系の他に青系などもお持ち下さい。日中は赤が効かない場合もありますので。