旅の途中、機内で新聞を読んでいると、釧路在住で湿原の画家と呼ばれた佐々木栄松氏が98歳で11日に亡くなられたそうだ。ご冥福をお祈りする次第だ。
知っている方も多いと思うけど、佐々木氏の本業は画家である。
でも、釣り師としても有名で、開高健が釧路湿原でイトウを狙った時、湿原を案内したり、漫画の釣りキチ三平で登場する鳴鶴先生のモデルも佐々木氏である。
若い頃は釣りの本も書いていて、僕も数年前に発売された復刻本を読んだことがある。
復刻時も文を寄稿していた記憶があるけど、かなり高齢な事は予想していた。でも享年98歳というのは長寿と言われる現在でも、とても長生された方だと思う。同時に子供の頃に読んだ漫画に登場し、今まで同じ時代を共有出来たのは、何とも言えない気持ちになってしまうのだ。
今考えると、釧路湿原のような原野の釣りが好きなのは、ある意味、釣りキチ三平で描写された道東のイメージが強いと思うのだ。
旅先で書くことではないけれど、ちょっとショックを受けた事もあり書いてしまいました…。
さて、気を取り直して。