旧モデルであるGPSMAP66も気になっていたのだけど、新製品の方が良かろうと昨年の秋にリリースされたGPSMAP67を入手した。66も67もモデル名の末端に「i」が付くモデルは衛星経由の通信が出来るモデルの事であり、スマホでは圏外になるエリアでもSMSや位置の共有が可能となっているけど、自分自身はそこまでの機能は使うことはないと判断して無印モデルを選択した。
事実上この手の製品はGARMINしか選択肢がなく、特に日本語モデルは決して安いとはいえない。それでもハイエンドのスピニングリールくらいの価格なので、考え方次第では法外な価格ではないと思う。
初めて買ったハンドヘルドGPSはGARMINのColorado 300という製品(2008年発売)で、今のメインはeTrek touch 25J(2016年発売)というもの。どちらもアウトドアフィールドでは今でも使えるけど、動作については今の水準ではかなり遅いというか重たい。特に後者の方は使い方次第だとは思うけど、アンテナがボディへ内蔵されている分、携帯の仕方によっては今ひとつのトラッキング精度だと感じている。
Colorado 300やGPSMAP 67という製品はその時代のハイエンド・ハンドヘルドGPSであるので、性能重視でアンテナはボディから突き出たデザインになっているけど、この差は山中ではトラッキング精度の差となって出てくる場合があり、その差はかなり大きいと感じている。それ故、精度で言えば古いColorado 300の方が普及製品であるeTrekより上と感じる事も多い。
精度を求めてどうするの?という考え方もあるけど、現在地との誤差は少ないに越したことはない。そもそも、精度を求めてハンドヘルドGPSを買っているので、その時代のハイエンドモデルを買えば、それが最高性能であろうというわかりやすい製品だと思う。
その意味で今回のGPSMAP 67という製品は、手元にある過去製品と比べものにはならないと感じた。今の時代なのでスマホとの連携機能もあると思うけど、GPS単体であっても起動後に現在地が表示されるまでの時間は過去製品の比ではない。スマホとBluetooth接続しているとアシストが効いているのか、起動後は即現在地が表示されるレベルだ。操作感も重たいとは感じない軽快さがあり、大きさについてはタッチパネルではないディスプレイ・・・と書けば今の時代に何それ?と思う人もいるかもしれないけど、グローブしたままでの操作がしやすいのはボタン式のUIであり、スマホとは明確に違う設計コンセプトを感じる。
また、これも考え方で評価は変わるであろうけど、リチウムイオンバッテリー内蔵という仕様をどう感じるか。個人的にはリチウム内蔵は歓迎する点で、乾電池は交換すれば稼働時間を延ばせるというメリットはあるものの、やはりエコではないという事と無尽蔵に予備電池を持てるわけじゃないのだから、普通に長時間駆動が可能な現在のバッテリー内蔵の方がありがたい。
公称180時間というから1週間以上持つ計算ではあるけど、これは設定と使い方次第だろう。半分の90時間としても、乾電池駆動の過去モデルよりの比ではない。勿論、乾電池駆動を望む人もいるようなので、その点は選択可能であればベターだけど、そこまで売れる製品じゃないので無い物ねだりだろう。それでも、今回のモデルはフィールドでは頼もしい相棒となるような気がする。
貴重な情報ありがとうございます。
何だか欲しくなって来ます。
化石採取で、採取場所を記録するのにiPhoneを使用しております。圏外でもコンパスは使えるものかと思い使用してるわけですが、せいぜい枝川沿い2km範囲の活動ですのて、緯度経度も秒単位で必要性も?です、私の場合。
和歌山在住時はMTBで山中に分け入り、どこにいるのか分からなくなった事があり、彷徨い歩きイノシシのヌタ場になっている開けた場所に出てしまい、同行してたカミさんは遭難したとイノシシも驚く程の大声て泣き出すというひどい思い出があります。あんな時こういうのがあったら冷静に判断できるのでしょうね。やはり、道具は大事です。
Zenさん
コメントありがとうございます。
当方の場合、山へ入るときは保険の意味で携帯するというのが殆どです。
特にタケノコの場合はそれなりに有効だと思います。但し、タケノコの場合は入る場所にサイレンやらラジオなどの鳴り物が手軽で良いのかなとは思います。
GPSは遭難対策でもありますが、斜面の位置を変えて採取という事も表示を確認して可能ではあるので、あれば便利である事も確かです。
自転車などにも使えますが、自転車の場合はそれこそ同社のスマートウォッチとスマホの組合せで十分です。