先日の整理でルアー別に分けて保管を行った中で常用はしないながらも、廃棄したり、売ったりは出来ないミノーの一つにRAPALA フローティングがある。
写真は左からF11 SR(スーパー・レッド)、F9 GFR(ゴールド・フローレスンス・レッド)、F9 SRで特にF13のSRはつや消し塗装の初期タイプだ。ちなみにSRとGFRの違いはGFRは金色ベースの背中が蛍光オレンジというもので、SRはパールホワイトベースで背中が蛍光オレンジかつ鱗模様が入っているもの。
ちなみにコレクターではないので生産国はどうでもいいのだけど、SRの二つはFINLAND製で、GFRはIRELAND製である(リップの刻印されている)。
道東でルアー釣りを覚えた関係でオレンジ色というルアーカラーについては、かなり選ぶ頻度が高いという事はともかく、視認性をあまり必要としないのであればP(パーチ)やG(ゴールド:黒金)も無難に良いカラーかなとは思っている。
とても良いミノーといえるRAPALA フローティングだけど、このルアーは非常に軽い。それ故、キャスティングゲームだとF7クラス以上の大きさが無難で、それよりも小さなF5やF3については条件次第とは言える。強いアゲインストであれば冗談抜きにこちらに戻ってきてしまうと思う。
でも、飛ばない反面、その軽さからくる泳ぎだしの早さや、ロッドアクションに対するレスポンスは一級品だ。また、急流でも流れから飛び出さない性能を持っているので、これまた使用する場所は選ぶけど、渓流域でも1個はF7かF5あたりは入れておきたい。
勿論、着水した瞬間に沈んでくれる方が良いような釣り場は厳しいかなと思うけど、昔は遡上アメマスの頃にもかなり多用していたからね。
ちなみにフローティングは最終的なバランス調整が微妙な様で、殆どの場合はリップへチューニングの跡が残っている事が多い。具体的にはヤスリでリップを削っている。量産品だけどそうした部分は手作業が入っていてハンドメイドの味も残しているモデルも未だに市販されている。
反面、新製品などは競争力の為か塗装が従来のものとは異なり、リアル感が高まっているよね。でも、本物そっくりに塗装してから釣れるというわけでもないのがルアー釣りなので、個人的にはそうした塗装面はあまり興味はないけれども。