出張準備や冬支度などにあてた週末だったが、天候も悪く、何れにしても外出したくない週末であった。
先日は札幌も積雪があり、それまで見頃だった定山渓付近の様子はわからないけれど、札幌の中心部も既に紅葉が始まっている。ただ、近場の公園の様子をみてもモミジ系の色づきは今ひとつの年だと思う。それは植物園も同様で、当たり年の様にハッとするような色はなかなかお目に掛かれない。
今日の時点で一番の色づきは、バラ園の脇にあるサトウカエデの木だ。北米種だが、街路樹としては珍しいものではない。
この時期になると、園内に咲いている花は温室を除くと、ごく僅かでしかない。トリカブトも一部の種はまだ花が咲いていたけど、ここ数日の低気温で花の色が黒ずんで見える。そんな中でエゾノコンギクとコハマギクは、まだまだ見頃といった感があり、癒やされる。
日本では沖縄をはじめとして、暖かい地方では植えられている事の多いハイビスカスだが、温室に栽培されているハイビスカスは全て園芸種であり、今時期に咲いている個体は大輪の花を咲かせる品種が多い。温室の片隅にあるので、じっくり眺める雰囲気ではないものの、交配により様々な色や形をしているのも面白い。