システム比較

 XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

久しぶりに、三脚座のあるレンズを、仕入れた様な気がする。ミラーレスのボディは一眼レフに比べると小さいし、レンズも一眼レフに比べれば小さいのだが、望遠でしかも明るいZOOMレンズとなると、装着するとこんな感じになってしまうのだ。

この状態で公称値だとボディがバッテリー込みで440g、レンズが995gだから総重量1435g。ストラップなどもあるから、約1.5kgとなってしまう。ただ、昔使っていたNIKONのD700はボディが995g(バッテリー等を除く)で同じ画角の70-200mmのレンズは850gあった。これだけで1845g。これに縦位置グリップが290g、バッテリーは208gだそうだ。これで総重量2343gある。

それを考えると、このシステムで昔の61%くらい。4割も軽くなっているのだから、やはり軽いね。もっとも、ミラーレス機は軽さを競っている部分も見受けられるけど、あまりに小型軽量のボディは正直興味は無い。APS-Cセンサーサイズでファインダーがあり、写りが納得出来ればそれでいいのだ。

ファームウェアがあがり、いっときよりもAFの性能は上がっている様だけど、もともと動き物は撮影しないので、昔ながらの操作性と写りは今のシステムの方が僕自身の満足度は高いのだ。

D700の様な所謂フルサイズ・・・35mmサイズのセンサーは理屈上、小さなセンサーよりも性能は上だと思う。でも、一眼レフの場合、ミラーの存在がレンズ設計を難しくさせているようで、高画質レンズは全て大きく重たい。値段も今回のこれの倍近くする。値段については、お金を貯めれば何とかなるにしても、大きく重たいというのはネックだよね。

究極の解像度や階調、それとボケを求めるのであれば35mmは良いと思うけど、良い事ばかりじゃないのも事実。結局、カメラに何を求めるかだと僕は思う。

何かにつけて、フルサイズを神みたいに称え、APS-C一眼は格下、ミラーレスなどオモチャという人も世の中には居る。でも、そもそもデジタル時代なのだから、フイルムサイズをフルサイズと呼ぶ自体が僕に言わせれば変な話だと思う。

大判に焼けば確かにセンサーサイズの違いが出るけれど、フイルム時代も35mmは機動性重視のシステムであった筈で、じっくりと風景や山岳写真を撮影している人は、更に上の6×4.5や6×7のシステムを使っていたんだもの。そういう人に言わせれば、それがフルサイズだよなと思うしね。

でも、確かに重さや大きさ、そして価格を考えなければ、普通に入手出来るシステムとしては、良いシステムだとは思っている。ただ、何が何でもフルサイズという世の中の流れは馬鹿馬鹿しいし、裏で糸を引いているのは、”フル”サイズという言葉で消費者を惑わせているメーカーだよなとも思うのよね(笑)。

まあ、最終的に納得して使うなら、フルでもAPS-Cでもマイクロフォーサーズでも、コンデジでもスマホでも良いという事ですな。