13日の金曜日は、然別湖でボート釣りの予定であった。ところが湖上を強風が吹き荒れ、釣りが出来る状況ではなかった。
岸からの釣りであれば、強風など何とかなるけれど、ボートが前提の釣り場は危険きわまりない。もっとも、ボートを貸し出している側も当然ながら安全面は第一の要件であるから、この強風で中止の判断を下したのが9時過ぎのこと。
翌日の空きがあれば、予約を振り替えてという事も可能だけど、解禁後最初の土曜日はとても空きがある状況ではない。来週も出張が入っており、今年の然別湖は、少し厳しいかもしれない。
ナイタイ高原牧場は、上士幌の町から少し丘を登った場所にある。小高い山の斜面に位置しているので、見晴らしはとてもよい。
タウシュベツ橋梁は名前の通り、音更川支流のタウシュベツ川を渡るアーチ橋の名称で、糠平湖の出来る前にそこを走っていた旧士幌線の名残である。例年この時期は水位が高く、橋も水に没している事が多いのだが、今年は水位がとても低く、対岸にある展望場所よりかなり下流がダムのインレットとなっている。満水時は更に上流のメトセップ川出合あたりがダムのインレットなのだが。
現在、ダムの東側を走る林道の通行は出来ない筈だが、かつてはこの橋梁付近は糠平湖のポイントであった。現在ではタウシュベツ橋梁という名称が有名になったけど、釣り人は「めがね橋」と呼んでいた。満水時は橋に立ってキャストを繰り返す釣り師も多かったと思うけど、かなり橋も老朽化しているので、今では例えタウシュベツインレットへ行ったとしても、乗らない方が無難であろう。
幌加駅は、士幌線終着駅である十勝三股の1つ手前にあった旧国鉄の駅である。糠平湖周辺のアーチ橋群と共に、かつての名残であるけれど、昭和生まれの人間にとって、懐かしさと共に寂しさを感じる。この駅近くに線路のポイントがあるのだが、手動で切り替えるそれは風雨にさらされておりながら今でも可動したのは驚いた。廃線は1987年と比較的最近であるけれど、実際には1978年以降、糠平駅から北はバスやタクシーによる代行となっていた様で、幌加駅も終着駅である十勝三股も事実上の廃線であったようだ。そんな幌加駅の線路にルピナスが咲いていた。
かつてはかなりの賑わいであろう十勝三股も、今では僅かながらの人々が暮らしているにすぎない。そんな十勝三股に三股山荘というカフェがある。平日は判らないけれど、土日は結構な客入りの様で、僕もここを通るたびに立ち寄るようになった。食べるのは、いつも決まっていて、店の定番メニューである「畑のランチ」。米の代わりにジャガイモと野菜、それに十勝産のソーセージを焼いた物にスープがつく。
3年前の貴ブログの十勝三股の記事へもコメントさせていただいたことをおぼえています。
この春、糠平湖は水位の上がりがいつもの年より遅いそうな。
ところで、「畑のランチ」はイモの種類が増えましたね。
黄色いのはインカのめざめでしょう。
KON-chanさん、おはようございます。
調べてみましたら3年前の6/6ですね。その後も何度か畑のランチを食しているのですが、確かに芋の種類が増えたように思えます。インカのめざめは最近でこそ、時々売られている事がありますが、実際に食べたのは今日は初めてかもしれません。
調べてみると、アンデスの高級種を北海道向けに改良した種類であるとか。ねっとりとした食感は、サツマイモの様ですね。
白糠線と共に士幌線は、つい最近まで運行していたという点で似ている部分がありますが、時代が近いのに橋梁のデザインが全く異なるのは面白いものです。しかし、今回の幌加駅でポイントが未だに動くとは少し驚きました。
幌加の地名は25年くらい前、会社の先輩と真冬の幌加温泉を訪れた時に初めて知ったのですが、駅の位置からはかなりの距離があります。幌加温泉はまだ健在の筈ですが、真冬は登坂に支障がないように、温泉水を道路に流していました。
何もない温泉ですが、気候の良い時期に本を何冊か持ち込み、読書にふけるという滞在が似合う様な場所です。ただ、昔は宿が二軒あったと思うのですが、一軒は廃業したのか鹿の谷という宿しか営業していないようです。内湯まで混浴なので、場合によっては落ち着けないかもしれませんが・・・。