カタクリの咲く頃

黒松内 奥の院 カタクリの中にキクザキイチゲが点在しているくらいだが、場所によりエンレイソウやエゾエンゴサクも咲く。

昨年も人と会わないよう、この地を訪れていた。今年は1年前より状況が悪くどうしたものかと考えてはいたのだけど、人と会わない外出であり、山の様子も気になっていたのでカタクリの咲くこの場所に立ち寄ってみた。

5月の連休前後が例年のシーズンとはいえ、年によって開花時期は前後する。色々手を尽くせば、開花状況は判るとは思うけど、結局はそのときの運任せであることが殆どだ。今年は坂を上って境内に入ったとき、薄紫の絨毯となってハッとした。

黒松内 奥の院 年によって開花時期が微妙に違う為、遠方に住んでいるとタイミングが難しいのだが、今年は満開であった。

黒松内 奥の院 左にみえる轍は境内管理の為の通路であり、通常は車両は通れない。基本的にこの轍を歩いて境内を回るのが基本。

黒松内 奥の院 満開の為、林の間は全てカタクリが咲いている感がある。

黒松内 奥の院 境内にはお地蔵さんが点在している場所だ。

黒松内 奥の院 訪れる人も少なく、穴場ではある。それ故、あまり場所は書きたくなかったのだが、最近ではネットでの情報も多くなってきたので隠す意味も薄れた。それでも節度を守って欲しいと切に願う。

黒松内 奥の院 カタクリの開花と共に木々の緑も増してくる頃であるだ。

黒松内 奥の院 カタクリも綺麗だけど、林の雰囲気が個人的には好きなのだ。

黒松内 奥の院 蕾は少なかったので、正に満開状態。林間に光がそそく春に開花するスプリングエフェメラルである。

黒松内 奥の院 パンフォーカス狙いのショット 手前にオオバナノエンレイソウ群落と混生しているのが判る。

黒松内 奥の院 カタクリの開花が終わる事、替わってオオバナノエンレイソウが大きな白い花を咲かすのだろう。

■これは2020年に撮影したもの。オオバナノエンレイソウが咲いていたころ■

黒松内 奥の院 この場所は真言宗 第三番菩提院 観音山奥之院というらしいが、ネットで調べただけなので詳しい事は判らない。ご本尊は不動明王とか。奥の院自体は無人で寿都の菩提院で管理しているらしい。1度だけ、お坊さんとお会いした事がある。

黒松内 奥の院 上を向いている蕾(花)がオオバナノエンレイソウの特徴でもある。

カタクリ群落から見えるモダンな建物がtoit vert(トワ・ヴェール) 黒松内のハム専門店

黒松内 奥の院より 畑の向こうに桜が咲いていた。

黒松内 奥の院 あくまでも自分の自己満足だけど、このショットが今回の撮影で一番気に入っている。

黒松内 奥の院 カタクリの花もそろそろ見納めだろう。毎年の事だけど、この花が咲き終わる頃にウドやコシアブラがシーズンインとなる。

黒松内 奥の院