再びニセコへ

オオカメノキ 神仙沼展望台近くにて

平日にアタックして数はそれなりであった先日のネマガリダケだけど、質という点では今ひとつという事もあり、上等のネマガリが欲しくて再びニセコを訪れた。一週間も経過していないにも関わらず、やはり季節は進んでいる様で、日当たりの良い場所は既に旬を過ぎ、長く伸びた若竹となりつつある。もっとも、ある程度の幅で次から次へと生えてくるものなので、全く駄目という事ではない。

それでも、質を求めるとなると太いネマガリが生えている場所でタイミングを合わせる必要があり、それはある程度は足を動かす必要があるということだ。幸いにも僕が入っている場所はスキー場の為、標高の調整はたやすい。今回も前回から100mほど上った場所で上質なタケノコに当たった。もっとも、単に標高だけではなく、先行者のタイミングや日当たりなども加味されるので、それも含め、足で稼ぐしかないのかなとは思っている。

ただ、こうした場所になると地形図による場所の把握と保険は必要で、僕の場合はGPSを携帯している。アナログ的な保険でいえば、最近はラジオや警報を大音量で流している人も多い。場所によっては熊よけにもなりそうだけど、人気場所だとあらゆる場所で音楽やら警報が鳴っている。

このレベルの藪になると、移動もままならない

当たり前の話だけど、竹の密度が高ければ高いほど、タケノコの出ている量も比例する。太ければ上質というわけでないけれど、やはり太いタケノコは食べ応えがあり、太い部分が柔い上質な物は美味である。しかし、そういうタケノコはこれまた当たり前だけど、太い竹が生えている場所でしか採取できない。結局は太い竹が密生している場所を狙うと、上質のタケノコが採れるというわけだけど苦労も比例する。また、こうした経験があるから、売られている(地元産の)水煮の値段が決して安くないのは当たり前だ。

新見峠へ向かう道路脇にて ただ、交通量もそれなりに多く、多くは望めない

元々がそれなりの標高がある場所からネマガリダケが生えている為、この時期になってもウドやタラノメの採取も出来たりする。但し、タケノコのように生えているわけではないし、道路際しか探さないので量は望めない。ウドは比較的、法面を丹念に探すと生えているけど、細い個体が殆どだ。もっとも、天ぷら用には食べ頃サイズも多かった。

帰宅後、早々に茹でる 左は二級品、右が一級品 反転しているのは鍋が小さい為、ひっくり返しただけ

居酒屋さんに持ち込み、炭火で焼いて頂く

茹でて食べるのも美味しいけど、甘さや香りは焼いて食べるのが一番味わえるのかなと思っている。特に太く、伸びる前の若芽は本当に美味しい。でも、こうしたタケノコは天ぷらも美味しく、特に今回は山ウドを一緒に天ぷらにして貰っているので、甘さと苦さ(辛さ)を両方味わえた。

赤竹 太く短いこれの味は超一級品である

山ウドとネマガリダケの天ぷら 甘辛の組み合わせが宜しい 美味

GPSログ1

GPSログ2