19日にiOS6がリリースされ、21日にはiOS6搭載のiPhone5が発売となった。それからネット上色々な場所で言われているのが、Google Mapから自社製の地図ソフトに切り替わったApple製地図のひどさだ。
Androidの開発元であるGoogleへの依存を下げようと、YouTube アプリや地図もiOS6から取り除いた格好になっているのはiOS6公開前に報道されている。まあ、多分に政治的な理由がぷんぷんする話なのだが、そんな事は利用者にとってはどうでもいい話です。
Apple(iPhone) VS Google(Android)の図式で、代理戦争となっているサムスンとの訴訟合戦も野次馬根性はあるけれど、個人的には知ったことではないというのが正直なところ。ただ、サムスン初期の製品はパクリと言われても仕方が無いデザインだったとは思うが・・・。
最終的にはAppleの判断なので何を言っても始まらないけれど、よくもまあα版レベルのアプリをリリースしたものだと、ある意味で感心している。騒がれる事は、目に見えていたというのにね。題名にあるように「勇気あるリリース」はそういう意味です。
ただ、勇気あるというより傲慢さが見え隠れしているのも事実。ある意味で現在のAppleは宗教的な部分もあるので、多少しょぼくても何とかなると思っている部分もあるのではないだろうか。他のメーカーだったら、恐らくGoogleMap並とはいかないまでも、地図としての正確さは検証してから、リリースすると思うんだよね。
ただ、その部分が企業内で良く言われる「顧客のロイヤリティ」をAppleは獲得しているという事なんだろうな。簡単に言うと、顧客が不満に思っても、自社製品から離れないレベルになっているという事。まあ、そうじゃなければSystem7.5.2などの異常な程の不安定なOSを売りつけられた時点でAppleは倒産していたと思うよ、本当に(笑)。
巷ではYahoo地図アプリかWeb(safari)でホームをGoogle Mapにするなどの代替え手段を提案しているけど、最善の方法は古いiOSを使っているなら、暫くはそのままで使う事だと思う。App Store にGoogleMapアプリを登録申請なんて噂もあるからね。問題なのが既にiOS6に上げちゃったとか、iPhone5を買った場合か。
まあ、Webか他の代替え地図を使用するしかないだろうなあ。
機器が違うので参考程度にしかならないけど、PCで使っているローカル(地図データもインストールするタイプ)地図アプルの画面ショットを二つほどアップしておきます。
最初がPC用のベクトルデータソフトであるゼンリンの電子地図帳Zで、次がGPS機器メーカーであるGARMIN社の地図用に開発されているMac Source。前者はどちらかといえば一般向け。後者は選択しているのが地形図なので、アウトドア向けでしょうか。国土地理院発行の地形図と同様、等高線なども表示されるので釣りの時なども重宝していますね。
この手のローカル型地図の場合は、ネットに依存しない反面、更新作業が必要になるので一長一短なんだけどね。それでも、ローカルなので情報量はとても多いから、そういう点では便利だし、僕は常に手元に置きたいソフトの一つです。