FUJIFILM X10 GARIZ製ハーフケース

ケースというよりも、ドレスアップの意味合いが強い。

X10を入手してから、遠征用のデジカメとして活躍しているけれど、純正品のレザーケースの使い勝手が今ひとつだと感じている。一応、速写ケースとなっているので直ぐに撮影に入る事が出来るけど、純正フードを装着するとケースに収まらない事、バッテリーやメディアを外す際にケースを脱着する必要がある点が好きになれない。反面、保管や保護という点では申し分無いと思う。

そんな矢先、GARIZ(ゲリズ)という韓国メーカーのハーフカバーが良さそうと買い求めた。売りはケース装着状態でバッテリー&メモリカードスロットへアクセス出来る事。また、下部が金属プレートになっている為、三脚穴が装備されている事。または、ケース固定部の金具へフックが取り付けられる事だろう。

欠点と言えば、あくまでもハーフカバーなのでカメラ保護としては、今ひとつというか妥協する必要がある事。あるいは構造上(三脚穴がある事)どうしても厚みがある為、それを良しと出来るかという事だろうか。ただ、売りであるスロットへのアクセスも奥まっているので、決して取り出しやすいとは言えない。メモリやバッテリーの装着は押し込むだけなので問題無いとしても、取り出すのはちょっと難儀する。

その意味では、純正ケースが三脚穴やスロットへアクセス出来れば文句なしだと僕は思う。本来、そういう気配りが国産メーカーの強みだったと思うけど、そうじゃないのは少し寂しい限りだね。その意味でGARIZのケースは韓国製だけど、目の付け所が違うなと思うし、使用者の使い勝手を考えているなと思わざるを得ない。

固定は本体の三脚穴を利用する。そのネジを回す部分がフックになっていて、ストラップも装着する事が可能(オプション必要)

尚、金属プレートが付いているケース下部の厚さは、実測で約9mmある。その厚さ増には意見が分かれるだろうけど、個人的には革の質感がドレスアップと実用性を両立して良いんじゃないのかなと思っている。まあ、これは好みが分かれそうだけれども。

2013/2/25追記

X10を友人へ譲り、X20を発売日に仕入れた。カタログ上でボディはほぼ同一と判っていたけど、三脚穴の位置が異なると、このケースの装着は出来ないなあと考えていたけど、そのまま問題なくX20にも装着可能でした。