かなり前から内蔵型のUSB3.0接続カードリーダを探していたけど、ようやく発売された製品を見つけた。
SilverStone SST-FP37
USB3.0自体は大分前から存在しているけれど、今のところ普及は今ひとつ。カードリーダについては、内蔵型は自作PCのパーツなので売れない物は作らんという事なのだろうか。
上の製品の前にも、製品として有ったのかもしれないけど、僕は見つける事が出来なかった。外付けは市販されているし僕も一つ持っているけど、外付けって大嫌いなんだよね。邪魔だもの。まあ、ノートPCなら仕方が無いと思うけど、フルタワーのデスクトップPCなのに何が悲しくて外付けなんか使わにゃならんのだと思う。内蔵リーダなら片手でメディアをセット出来るけど、外付けはそうもいかないからね。
この製品は市内の数店舗を探したけど、売っていたのは他社USB2.0の製品のみ。仕方なく、送料はかかるけど通販で注文をした。ただ、この内蔵リーダがどれくらいの速度が出るのかは何とも言えない。というのは、手元にあるメディアの速度が45MB/sクラスの物しかないから。
USB2.0は480Mbpsなので、理論値は60MB/sという事になり、メディア速度よりも速いUSB2.0でも間に合う事になる。でも、実測は恐らく半分の30MB/s出れば良い方だと思う。メディアの速度はサンディスクあたりの製品だと、公称値に近い値が出る筈なので、結果的にUSB2.0では遅いという事になる。
そんなに速くしてどうするの?と言われそうだけど、RAWで撮影した場合は1ファイルが例えばD7000だと20MB前後の容量となる。そんなファイルを300枚読み込んだりしたら…速ければ速いほど快適になるんだよね。圧縮率の高いJPEGあたりを数十枚というレベルなら、遅くても何とかなるけどRAWはとてもじゃないけどというのが本音。
だから、Eye-Fiの様に無線で飛ばしましょうなんて気にも絶対にならない。まあ、Eye-Fiに関しては転送速度は我慢出来るとしても、メディアの書き込み速度やフラッシュメモリとしての信頼性が未知数だからちょっと不安というのも大きいんだけどね。カメラのバッテリーを喰うし。ただEye-Fiについては、一般的には楽になって幸せという人も居ると思うし、着目点は良いのかななんて思う。
でも、この手の製品はカメラ側の機能として、Wi-Fiを当たり前に積まれたら売れなくなるよね。将来性あるんだろか?ちょっと心配になったりして。