ATOK Passport

その名称はモリサワのフォントサービスみたいな名称だけど、先日ジャストシステムからのメールでATOK Passport(えいとっく ぱすぽーと)というサービスが開始されるという宣伝があった。何かというとWindows用、Macintosh用、Android用のATOKが契約者限定&同時使用は不可という条件で10台までインストール出来るというもの。金額は昔からみると破格値と感じる月300円也。

そのサービスが今日から始まったので、Mac用ATOKの月契約から移行を行った。だって月々の値段同じだし、買うより安いんだもの。Windows機にはDownload版のATOK2011が入っているけど、これは永久ライセンスだから(まあ、OSが変わったらNGだろうけど)一度買ったら何年も使い続ければ安上がり。でも、地図と日本語入力だけは鮮度が大事だから、毎年新作が出るたびにバージョンアップを繰り返してきた。Windows版の場合は4725円で優待DL版だけどね。

この値段も微妙は微妙だけど、ATOKを一度使うと変換効率が全く別物のレベルまで上がるから、僕は文章を打つという作業がある限り、やっぱり必須ソフトだと思っている。また、手元にWindowsは2台、Mac1台、Android1台と条件もぴったりなんだよね。

全部入れても年間3600円也。現在はMac版300×12=3600と4750円。合計で8350円だったから半額以下だもの、契約しない理由が殆ど無い。

全くじゃないのはこのサービス、14日以上ネットに接続していないとアクティベーションが切れてしまう様なのだ。だから外部に出る事の出来ないPCなどは、利用不可。まあ、家庭用であれば殆どないと思うけどね。

あと、通常の製品版は一度購入すれば、最低でも数年は使えると思う。でも、今回の様な月額の製品は、ジャストシステムが倒産なんて事になったら、その後は使えなくなってしまう可能性が高い。アクティベーションを定期的に行う仕様なのでね。まあ、そうなれば支払いも停止だろうけど、ATOKが使えなくなっちゃうから困ると思うね。

競合というかライバルの様な日本語IMEがあればそれで良いのだけど、事実上はWindows標準かATOKという構図だから無くなったらかなわんなあ。Macに至っても、標準ではとても使えない。使っているぞという人は、それが当たり前だから何も感じないだけなのだ。それだけATOKは有用な存在なんだよね。僕もそう思うし、恐らくユーザは皆そう感じていると思う。