市場で数種ある熊対策の忌避スプレーだけど、カウンターアーソルトは有効期限が設定されている。この為、本来であれば期限通りに廃棄・更新を行う必要があるのだけど、恐らくは期限が切れても数年は大丈夫のような気がする。
とはいえ、一応は命に関わる製品なので、写真の様に三年も有効期限が切れた状態でいたというのはとてもお勧めはできない。
問題なのがヘアースプレーなどと異なり、この手の製品を廃棄する場合に中身をどうするかが悩みどころで、理想的にはどこかのフィールドで噴射し中身を空にしてから缶に穴を開け、自治体の処理に従うというものだけど、正直フィールドでの噴射も出来ればやりたくない作業ではある。
理由は例え風下に向けて噴射したとしても、ある程度の刺激を受ける覚悟が必要だからだ。この為、前々回の有効期限切れスプレーは何故かPCに隣に置いてあったりするし、今回引退した製品も仲良く並んで置いている。
ちなみに上の写真にある通り、販売時はセイフティクリップが装着され、更にセイフティクリップが取り外せないようにタイラップ(蛍光黄色のバンド)で固定されている。
これは販売時や輸送時に誤って誤射しない為の固定なのだけど、この状態でフィールドで携帯するのは全く意味がないので、購入後は速やかにニッパーなどで切断しておく事だ。
このタイラップについては・・・昨年だったか滅多に見ないTV番組の中で、羆の生息する場所での登山という場面に、登山者がこのスプレーを腰にぶら下げていたシーンがあったのだけど、タイラップが装着状態なのがハッキリ映っていたシーンを目にした。
こうしたシーンを目にしてしまうと、ますますTVの番組内容が信頼出来なく、更に観なくなってしまうのだけどなあ・・・。
補足だけどタイラップ装着状態にあると、フィールドでスプレーを使いたいという場合にセイフティクリップが外れず、スプレーの使用ができない。使用時にナイフでタイラップを切断すれば問題ないという人も居るのかもしれないけど、こうしたスプレーは切羽詰まった状態で使えないと意味が無いと僕は思うのだが、多くの人はファッションアイテムなのかもしれないね。
その意味では僕の有効期限切れのスプレーでも十分なのかもしれん。ジャンク品扱いで売ってみようかしら(笑)。