色々なキノコを採取するようになると、ラクヨウについては必ずしも採取したいと思わないようになった。理由は単純でラクヨウより美味しいと思うキノコが沢山あるという事と、ラクヨウはカラマツ林という人工林に生える。
この為、競争率が激しく、入りやすいカラマツ林は苦労の割には大した収穫もないという事も理由の一つかもしれない。
それでもシーズンになると1度くらいは探してみようかなと思うので、昨日は雨を避けながらカラマツ林を探ってみた。結果的に何本かのラクヨウには出会えたけど、この山林ではタイミングが早かったようだ。
いくつかもラクヨウは生えていたけど、既に開いて虫食いも凄い。個人的にはラクヨウは開いていない幼菌の食感が好きで、開いたものには殆ど興味がない。ただ、世の中にはこの開いて味噌汁で溶けるような食感が好きという人も多いので、これは人それぞれであろう。
市場では既にラクヨウは店頭に並んでおり、採取はタイミングと場所次第という事が判る。特に市場にキノコを卸している商売人は、引き出しをいくつも持っているプロである。
タマゴタケやテングタケのようなキノコは、夏の終わりに生えるようなキノコで、昔はそれを撮影にそうした時期に山林を訪れた事も多かった。そうしたキノコも今回は殆ど無かったのでハナイグチ(ラクヨウ)もそろそろとは思っているけれど、今回はシロヌメリイグチも皆無であった。気温からすると、少し先かなと思ったりもしている。