LAKE MASTER CT-T

Shimano LAKE MASTER CT-T

 

ワカサギの電動リールは使用頻度を考えると必要な道具ではないのだけど、釣具店を訪れると余計なものを買ってしまうの典型だと思う。これからどれくらい使うかは判らないけれど、昨年リリースされたシマノのLAKE MASTER CT-Tという電動リールを購入してしまった。

来週に予定している網走湖では使わないけれど(使う意味があまりないし、寒すぎて使いものにならないような気がする)、来月に予定している函館大沼ではそれなりに活躍してくれそうだ。

もっとも、この大沼にしても竿を1本しか出さないのであれば、電動リールは微妙なところだ。最大水深は12mほどあるようだけど、実際の釣り場では深くてもせいぜいその半分。手巻きで十分釣りになる。山上ダム湖の様に水深が更に深い場合は、確かに有効だと思うけど、水深やタナが浅めの釣り場では、絶対的に電動でなければ駄目というわけではない。

最新の電動リールで優れていると思うのは、海の電動リールと同じようにカウンターで巻き上げが自動停止する機能(無いリールも多いけど)だろう。巻き上げが半自動化されると、楽に2本の竿を出すことも可能だと思う。また、釣り場によっては、中層のタナまで仕掛けを送り込み、指定のタナで自動停止など色々な機能があったりする。

でも、これらは安楽機能であり必須ではないよね。カウンター機能によるタナ調整などは有効だと思うけど、なければないで色分けされたラインでタナを調整など、昔の方法でも釣りになるから、これとて必須機能ではないと思う。

ハード的には、スプールが小型軽量であり、軸受けにBベアリングを使っている事は確かにメリットは大きい。手巻きリールでも、例えばシマノのワカサギマチックなどはスプール性能は非常に良いけれど、それなりの価格で売られており、プラス数千円出せば、電動リールが買えることを考えると、確かに電動リールが流行るのも判らないわけじゃない。

それでも、やはり手巻きタックルはこの釣りの基本だとは思うし、1セット目は手巻きの方が僕は良いのかなと思う。理由は手巻きタックルの方が、釣りが不可能になる可能性は少ないからだ。

海の沖釣りの場合は、電動リールと言っても巻き上げハンドルが付いているので、電化部分にトラブルがあっても何とかなるけれど、ワカサギの電動リールは動かないと単なるグリップでしかない。まあ、そう簡単には壊れないだろうけど、寒すぎてバッテリーが駄目になったりなど、不安要素は一杯ある。

勿論、それは僕の電動リールに対する考え方であり、良いも悪いもないのだけど、電動リールが無くても釣りは出来るし、楽しめるということ。特に北海道の場合は、最終的には手巻きが最強だと思うよ。本州の様に暖房まで入ったドーム船ばかりなら、電動が良いと思うけれどもね。