湿原のアメマス釣り

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別寒辺牛川を訪れるのは、数年ぶりの事ではないだろうか。河口も上流域もご無沙汰だし、湿原の流域は林道が荒れ気味となってから、特に足が遠のいたような気がする。

ここ数年、このタイミングで旅に出ていたという事もあるけれど、徐々に十勝川のような大河川での釣りが好きになったという事もあるのかもしれない。

そんな久しぶりのこの川は、暑かった夏のせいだろうか。葦も流域に多く生えているシダ類もまだ青々としていた。気温も明け方で10℃程度。最高気温も20℃まで上がっているので雰囲気はアメマス釣りのそれではない。

やはり、この釣りは霜が降りるくらいにならないと、雰囲気が出ないし、釣果も同様だと思う。もっとも、辺りがモノトーンの世界になったとしても、道東以外の釣り人が初めてこの川の釣りをすると驚く事だろう。

教科書のようなキャストなどはまず無理だし、リトリーブ中、スプールに葦や他の草木を巻き込む事は当たり前。魚が掛かっても、取り込みは基本抜き上げとなる。故にそれなりのタックルは必要になるし、経験も然り。

でも、このアメマス釣りは本当に面白いと思う。雰囲気も最高だしね。但し、羆の生息域なので単独釣行はお勧めは出来ない。川に滑落する可能性もあるし、奥に行く場合は林道で何かあっても自己責任なのは当然である。

それでも、この別寒辺牛川に限らず、釧路川水系をはじめとした道東の湿原河川は、魅力溢れる場所だと思う。

6 件のコメント

  • 牛川の河口域、春に賑わうあたりの秋-初冬というのはどうなんでしょう?あの辺だと少し下ればウェーディング出来るのでやってみたいのですが、秋にやってるの見たことないよね・・と話しています。いつも秋はもう少し東のほうに向かってしまいますので良く解りません。もし何か情報お持ちでしたら教えてください。

    • syoさん、こんにちは

      この時期の河口から下流域は釣れない事はないと思いますが、恐らく遡上時期の為、溜まらない様な気がします。数年前に東の止水帰りだったと思いますが、仲間が牛川河口域を釣ってみたいと試し釣りをした事があります。僕は虫が嫌で車中で昼寝していましたが、何本か出たようです。

      ただ、やはり超散発的のようで、魚がタイミングよく目の前を通過しないと厳しい様です。春に釣りが成立するのは、汽水域を回遊しているというか、海に下る前に河口に一旦留まる事に尽きるような気がしますね。

      あと、秋は鮭などの遡上もあるでしょうから、地元の人に間違われて通報され・・・ないか。増殖河川でもないですし。

      • なるほどね。だから逆に厚岸湾内などで夏から秋にかけ釣れたりするんですね、妙に納得です。やはり秋は極東路線が手堅そうですね(笑)

        • syoさん 極東界隈は定番でしょう。ただ、十勝時代ならともかく、札幌からは遠いです。春の方が間違いないので、ここ数年は春だけです。無理をすれば行けないわけじゃないのですが、コケると逃げ場が少ないですからね。ただ、FBでも少し書きましたが小さい方は、アメマスがとんでもなく入っていました。但し、殆ど口を使いません。僕の前日に仲間のFFMが竿を出してみたようですが、駄目だったとか。結局のところ、産卵群なのでしょう。今年はまだ道東も暖かすぎますので、少しタイミングが難しいですが、霜が降りるような頃、上向くのではないでしょうか。

  • あの後、さすがに10時間走る気にはならず、3時間の釣り場に行ってきました。おっしゃるとおり、魚はいました。そろそろ湿原の景色を見たくなってきました。

    • ムラさん、おはようございます。

      10時間なんて掛かるわけないじゃないですか。知床から函館なら、あり得るかもしれませんけども(笑)。まあ、三時間半の川で正解でしょう。ただ、既に川のアメマス色に染まっているので月末くらいまでは、上流域はそっとしておいた方が良いのかもしれませんね。そんな僕も一時間ちょいと短時間ですが、空いている場所があったので竿を出しましたけども(^^;

      良いタイミングだと、釣れるのはウミアメの様に銀白色のアメマスなんですよ。ただ、このアメマスはタイミングが全て。大増水して水が落ちて濁っている頃です。なかなか難しいものです。