PQI Air Drive

MacとiPad及びiPod TouchとApple製品が並んでいるけど、携帯電話はAndroidなのだ。

当初よりiPadは写真ビュアーとして良いかなと感じていた。初代が出て暫く静観していたけど、iPad2を発売と同時に購入し、その後は旅の供(友と書いても良いかも)として便利に使っている。失敗したなと思っているのが16Gという最低容量のモデルを買った事。アプリや写真などを入れていくと、今の時代16Gなど直ぐに埋まってしまうのだ。

そんなタイミングで新しいiPadが発売された。用途にもよるだろうけれど、ディスプレイ解像度が上がっているので、Webやテキストを主体とする使い方であれば見やすいだろうなと思う。実際に売り場で触ってみると魅力的ではあるけれど、iPad2から乗り換えるにはインパクトが少ないのも事実。誤差だろうけど、重く厚くなっているしね。

64Gモデルを買おうかなと思わなかったわけじゃないけど、精細さとストレージ容量だけの為に一年しか使っていないiPad2を引退させるまでの魅力はないのも事実。そんなタイミングで購入したのがPQIから発売されているAir Driveという商品だ。かなりコンパクトで厚さは実測で7mm程度あるものの、縦横はクレジットカードを僅かに縮めた位のサイズなので携帯しても邪魔と感じることは少ない。

本体のみ、16G SDカード付属モデル及び32G SDカード付属モデルの三種類立て。

何をする製品かというと、Wi-Fi(USBでも可能)なカードリーダだと思えば間違いじゃない。また、iOSやAndroidからの専用アプリが用意されており、ここに保存した画像やファイルをWi-Fi経由で検索や閲覧が出来るというもの。勿論、カードリーダの役目もあるのでiPadやSmartphoneへの転送も出来る。
(もっとも、Wi-Fi経由というのは不正確かもしれない。この製品自体がアクセスポイントの様に振る舞うので、端末からはAir Driveへ接続という形になる。)

単なるカードリーダだけじゃないのは先に書いた通りだけど、専用アプリで画像タブを使用するとサムネイルが表示され、サムネイルをタップすると写真が展開する。

それなりに高速だけど、ローカルストレージ内に保存したよりももたついてしまう。

ようするに、iPadなどからはAir Driveを外付けストレージとして使う事で端末の容量不足を補おうという事だ。使ってみて個人的に感じたのは、外部にファイルを置けるという容量不足の改善方法としては有効だなと思った。

但し、100%満足しているわけではない。一番改善して欲しいのは、写真をフォルダに分けて整理していても閲覧時はSDカード全体から写真を探す仕様であることだ。ファイル数が少なければ問題にはならないけど、大量の画像ファイルを保存していたりすると、かなり重たい作業となってしまう。それ故、端末の容量不足を解決する手段としては補助にはなるだろうけど、救済とはなり得ないと思う。

もっとも、こういう使い方は一般的ではないと思うので、後は妥協かな。ファイルを少なめにしてあげれば許容出来る重さだからね。逆に大量の写真を扱いたいという場合は大容量のSDではなく、適当な容量まで落とした物を複数枚使った方が良いと思う。ただ、それがあまりに増えるようであれば、素直に容量の大きな端末にする事を考えるべきだろうね。

ただ、iPadのオプションであるデジカメのコネクションキットと富士フイルムのX10は相性が悪い。これはiPad側がファイルを取り込む際にSDカードに何か書き込みをしている事が原因で、X10の起動が異様に遅くなるのだ。そうした時カードリーダとしてのこれを使えば、この問題が回避出来るかもしれない。

いずれにしても使い勝手は悪くないので、面白い製品だとは思っている。

2 件のコメント

  • こんにちは
    これ良さそうですね。接続は簡単ですか?

    • 西別川さん、こんにちは

      接続は簡単ですね。セキュリティ設定も出荷時はしていませんし。端末のネット設定を変更し、専用アプリを起動するだけです。