河口の思い出

2003年だから、9年前の十勝川河口。川の中にある砂州は干潮時のみ姿を現した。

十勝川の河口は、大水ごとに地形が変わる為、ここが絶対という場所は少ない。それでも、ここ数年は合流点付近本流側というのが定番であろうか。もっとも、今年については昨年の大増水でどのような地形になっているのかは判らないけれどもね。

質の悪い写真なので、掲載はどうしたものかと思ったけど、この年2003年は個人的にはベスト3に入る河口の釣りが出来た年。釣り人の奥に見える砂州は確かこの年と翌年しか存在していなかったと思う。砂州と言っても、陸地と繋がっているわけではなく、島と言った方が判りやすい。満潮時は殆ど水没しており、干潮時に姿を見せる島であった。

魚が溜まっていたのは、島周辺のかけ上がりで満潮時は喰いも渋いし、ポイントがとんでもなく遠いので潮が下げに入る頃に釣り人が集まってくる。ただ、卑しい僕はまだ潮が高い時間に現地入りし、徐々に引いてくると沖にウェーディングを進めていった。やがて島が姿を現した時、僕の周り360度でライズが始まった。

どの方向へミノーをキャストしても、必ず喰ってくるという夢の様な状況が30分ほど続いた。何で30分かというと、良い時間になると釣り人が集まってくるからね(笑)。そんな色々な方向にキャストするなんて無理です。ただ、この時は途中で場所を後ろにいた釣り人に譲った記憶がある。

表層をフローティングミノーで早引きすると…。

この時期は年によって澄んでいる時もあるし、まだまだ濁りが取れない年もある。そしてこの年は濁りがまだ残っていた。でも、この時期は、表層をミノーで早引きなんてメソッドが通用する時期でもある。勿論、スプーンでもシンキングミノーでも釣れるのだけど、面白いのは小型のフローティングミノー。トゥイッチングは有効だけど、早引き後のストップも効果的。ミノーが浮かぶ瞬間にドカっとバイトしてくる。

勿論、ポイントによってこれは変わってくると思うけど、河口の時期はボトムだけでは攻めきれないし、表層の釣りが最高に楽しいと思う。もっとも、これはケースバイケース。大型狙いならレンジを下にしても良いと思うけど、河口の釣りは僕は浮いたレンジを狙う事が好きだ。

ただ、こういう釣りも毎回楽しめるかどうかは群とポイント次第だろう。通っていれば、いつかはと思うけれども。

 

2 件のコメント

  • そうその通り!
    懐かしくて、思わず自分のHPの2003年を読みなおしました。
    そして、とても楽しい思い出が蘇りました。悔しい思い出も・・・。
    HIROSHIさんにいただいたミノーでも釣ったんですよ。
    ああ、いい釣りだったなあ。

    • まあきちさん、こんばんは

      ある意味、奇跡の地形ですよね、あの年は。ナンバー3内と書いていますが、個人的にはベストの年であったような。