SONY WH-1000XM4

左上 Bose QuietControl 30 、右上 SONY WH-1000XM4、左下のぐるぐる巻きがEtymotic Research ER-4P改

イヤホンやヘッドホンについては極力音漏れはさせたくない事もあり、イヤホンではカナル型(耳栓タイプ)が好きで、特にEtymotic Research社のER-4Pを愛用していた。

このモデルは今でも通用する音質だと思うけど、ケーブルが断線しやすいのが最大の欠点だろう。写真のそれはリケーブル用のサードパーティ製。また、現行モデルではない。ただ、手持ちのWALKMANではイヤホン端子があるけど、最近のスマホはイヤホン端子がない製品が多く、今更この手のイヤホンを買うというのもどうだろうね。

次に愛用していたのが、BOSEのQC30というBT接続のノイキャンイヤホン。巷では壊れやすいという評判も耳にしたけど、幸いな事に今でも現役で使えている。ただ、この製品はイヤーピースの形状が僕には今ひとつだった。装着具合という意味ではER-4Pのトリプルフリンジの方が好みかな。

最後が昨年の暮れに購入した、SONYのWH-1000XM4というもの。Appleのヘッドホンが出て、相対的に安いという事で値上がりしたという曰く付きのモデルだけど、僕は安い価格で買えたので良い買い物をしたと思っている。

もっとも・・・。

今回のこれらのモデルは、今でこそとんでもない値段のモデルが量販店に並んでいる時代ではあるにしても、廉価な製品とはとても言えない。

でも、初めて買ったヘッドホン(これまでは写真以外も買ったけど、全てイヤホン)であるWH-1000XM4は、自分の中でも満足度はとても高い製品だと感じている。

ノイキャン性能は満足出来るし、音質も好みはあるにしても非常に好ましい。BT接続でも満足出来る音質なのに、有線接続すると更に好ましい音が出る。また、スマホとWALKMANなど二台同時に接続が出来るので、音楽はWALKMANで音質調整をスマホ(インストールした専用アプリ)で出来たりもする。

BOSEのQC30に比べると、ヘッドホンで出来る操作が多いのもメリットかなと思う。右側の側面でタッチ操作ができるので音量を始め、曲送りや戻しが出来るし、手のひらで触れる事で一時的にノイキャンを解除することも出来たりする。

公共機関のアナウンスも完全に消えるとは言わないけど、曲を再生していたらまず全く聞き取れないレベルまで外音を消す性能を持っているので、一時的にでも解除出来るこの機能は優秀だと思う(声に反応して一時解除も可能・・・。但し、僕は誤動作が嫌でOFFで運用している)。

あと、こんな事を書いて良いのかとは思うけど、ヘッドホンは構造上、イヤーウォーマー代わりになるのも宜しい。逆に言えば、夏の野外では向かない可能性が高いかもしれないね。その場合はQC30が役立つ事になると思う。

でも、QC30も完全セパレートのワイヤレスイヤホンより落とさないという安心感があるし、バッテリー容量も大きいのいで、長時間の使用には有り難い仕様だ。ノイキャン性能も優秀だと思う。

ただ、WH-1000XM4と比べ大きさが劇的に小さく軽いわけではないので、どちらが良いか?と問われれば、WH-1000XM4を僕は選ぶかな。但し、夏はイヤホンの方が良いとは思う。コロナ渦でマスク装着+ヘッドホンでの夏は厳しそうだもの。