三月の釣りは、先週で終了の予定であったけど、ムラ氏からの誘いで三月最後の今日、再度十勝川を訪れた。
事前の予報で土曜日は曇りのち雨か雪。日曜日は暴風雪の恐れがあるらしい。そんなタイミングであったけど、直前までは水位も濁りも落ち着いている様に思えた。
ところが行く途中、同乗しているムラ氏が「濁度上がりましたね。」とiPhoneを覗きこんでいる。水位も2m近くに達しているらしい。そんな状況で下流右岸をラッセルしながらポイントへ到着すると、やはり濁りが強い。それでも何とか釣りにはなりそうであった。
ところが増水で魚群が下ったのか、活性が低いかは判らないけれど、反応が全くない状況が続いた。ようやく一本上がったのが、8時少し前であった。寄せに少し手こずったのは、沖でバイトしたことも大きいのだが、実際のところはこれを逃したら、後は無いかもしれないの思いが強かったからだと思う。
無事ランディング出来たのは、コンディションは上々の60upのアメマスであった。また、後はないかもの予想通り、その後もキャストを繰り返したけど反応は皆無であった。この頃は更に水位が上昇し、茂岩で2.2mとなっていたようだ。アメマス釣りの平水は僕は1.8mくらいと考えているし、前日まではその水準であったのだ。正直、40cmも水位が上がるとは予想もしなかったね。
十勝川午前の段階で厳しいと判断し、昼から茶路と音別へ移動することにした。事前に最悪十勝川がダメだったら転戦しましょうと、2人ともライトタックルを持参していたのだ。最初、音別の河口を覗いてみるものの、川筋と河口周辺が開いているのみであった。河口近くには1人のFFMが居て、ポツポツとは釣れている様だったけど、そこに行くのが面倒ということで、早々に茶路へ向かう。
土曜日故、混雑していると予想していたけど釣り人は数人のみ。この地で釣り人が少ないということは、悪天候ということもあるにしても、あまり釣れていないと判断せざるをえない。それでも、人混み嫌いな僕にとっては、ある意味で好条件であったと思う。ただ、茶路の河口は本当に久しぶりで、魚の付き場が判らない。それでも、先に入っている釣り人の位置を見ると、最後に訪れた時とあまり変わらないようである。
一気に河口近くまで下り、先行しているFFMに調子を伺うと、ラインに怯えてアメマスが逃げるくらいシビアだとか。ルアーは厳しいという聞きたくない話も聞いてテンションが下がってしまう。そこまで厳しいとすると、小型のスプーンかジグ、あるいはペンシル系しか勝負にならないと結んだのが、僕の止水スペシャルである。
それでも厳しい状態なのは、キャストを繰り返していると思い知らされるものだ。そんな中、僅かだけど、ルアーに違和感を感じた。その時はバイトまでは行かなかったけど、ルアーでも勝負になると思った。スレを最小限にする為にカラーローテーションを行った一投目、沖でバイト。この時はフッキングが甘く、乗らなかったけど、更にローテーションを繰り返していると相変わらず時々違和感を感じる。
そんな時に押さえ込むような僅かなアタリに乗った。沖で水面が炸裂し、白い魚体がみえる。ただ、この時は久しぶりに暴れまわるファイトにスレかなと思ったのも事実だ。もっとも、タックルがライトだという事も理由なのかもしれない。
寄せてみると口を使ったグッドサイズのアメマス。氷の上から釣っていたけど、とても抜きあげられるサイズではない。川に降り、氷の下に潜られない様に注意をしながら、ラインをつかみ氷の上へアメマスを引っ張りあげる。計測すると久しぶりの70upのアメマスであった。下りだから太っているわけではないけれど、それでもコンディションは上々の個体だったと思う。
その後、二本中型のアメマスをキャッチしたけど、それは典型的な下りのアメマスだったので、先の一匹と十勝川のアメマスは状況を考えると本当にコンディションが良い魚だったと思う。また、そんな魚をキャッチ出来たので個人的には十分満足の遠征になったと思う。
予報通り、夕方から雨が雪に変わり、気温も徐々に低下してきた様だ。指の冷たさを覚え、僕は早めに撤収したけど、それから一時間の間、少し活性が上がりムラ氏も楽しめたようだ。震えながら戻ってきたムラ氏に聞いたその状況だけど、やはり河口域は判らないものだなと久しぶりに感じた。
今週も数は出ない遠征になったけど、取りあえずはこのコンディションの中で魚に出会えたのだから、道東のアメマスに乾杯だね。今日は良い酒が飲めそうだ。
お疲れです。
あの厳しいコンディションの中、
上げられたとは流石ですね!
僕は週末仕事で出かけられなかったのですか、
かなり厳しい状況と聞いてました。
来週末あたりは河口に行って見ようかと思ってます。
Kouさん、こんにちは
昨夜のBARで、僕が今週も遠征するとKouさんが言ってたよとマスターに言われました。
まあ、そんな事はさておき…。
昨日の十勝川は確かに厳しかったです。水量が多くても、魚が溜まっていれば釣れない事はないと思いますが、雪が多く、ポイント変更もかなり困難ではあります。釣り上げた一匹は、運が良かっただけだと思います。まあ、強いて言えば、竿を振り続ける事くらいでしょうか。でも、転戦の判断を早く下す方が僕は良いかなと思います。
お疲れです。
バーで口が滑りましたスミマセン。
Hiroshiさんは河口へはいつ頃行かれるのですか?
なかなかタイミングが難しそうなんですけど。
Kouさん、こんばんは
BARでの話はノープロブレムです。お気になさらずに。
さて、河口ですが今年に関しては、ちょっと読みが難しいかもしれませんね。
雪が多いので、遅くに釣れだすのか、あるいは早めに終焉するのか。
水量と水温の状況がキーになるのか、それとも別なのか。
10年くらい前はGW位まで続いた河口のアメマス釣りですが、最近はどうも早めに経過するような気がしています。
でも、今年に関しては全く判りません。
それでも、やはり10日過ぎ位からは、シーズンインするとは思ってます。
ただ、残雪の影響や大雨で増水や濁りが入ると、全く駄目で終了という可能性もあります。
別寒辺牛川なども、年によってシーズンがかなり変動しますので、結局のところ通うしかないような気がします。
僕は二週目位からを考えていますが、雪代と濁り具合でどうするか決める予定です。
先日はありがとうございました。ここ数年は春の十勝川でまともな釣りをした記憶がありませんでした。まあ、今回もそうなってしまいましたが(^_^;)次の場所もそうでしたがHiroshiさんが横で釣っていなかったらサッサとやめていたような状況、いや心境でしたね(笑)まずは魚の顔が見られたので良しです。本当におかげさまでした。
ムラさん、こんにちは。こちらこそ、ありがとうございました。
春については、開幕直後から2週間くらいがベストだと思います。でも、それは判っているのですが雪をラッセルしてまでねえ(笑)。そういう意味では、やはり秋から冬シーズンの方が楽は楽です。
十勝に関しては、多分一人だったらテレメータを見た時点で、他に転戦を決意していたと思います。やっぱり2mを越えると厳しいですね。場所とタイミング次第でしょうけれども。茶路については、僅かに違和感を感じたので一気にやる気になりました。一時間、全く駄目だったら、流石に厳しいですよ。ただ、河口域の釣りは何かでスイッチが入ることも多いですから、魚が居るのであれば半日くらいは粘った方が結果は出るような気がします。それがフライであるなら、なおさらです。
ルアーでも同じだと言いたいのですが、狭い場所だけを狙っている場合、魚のスイッチが入ってもルアーにスレてしまっているという可能性も。ルアーというのは、入った直後が基本一番魚にアピールする道具ですから、難しいですね。もう少し広い場所で移動しながらの釣りであれば、スイッチが入るまで粘るというのは有りだと思います。
茶路はダメでしたか? 分からないものですね。
藪の高橋さん、こんにちは
全く駄目だという事はないのですが、ルースニングしか厳しいという時間が長かったような。まあ、ルアーでも何とか出たので、こんなものでしょう。
もともとハイプレッシャーの釣り場ですから。特にルアーはね。