2012 八重山の旅 紀行文

6/27

JTA071便にて、羽田空港を早朝6:25に出発する。時間に余裕がある旅人であれば、こんな便に乗る必要はないけれど、石垣島まで直行してくれるのはありがたい。この便に乗れば9時半には石垣島へ降り立つ事が出来るのだ。但し、現在の石垣空港では150人乗の航空機しか使用出来ない。したがって時期によっては、チケットの争奪戦となるかもしれない。

僕は北海道在住だから、早朝であるこの便に搭乗するには前日移動が不可欠だ。業務終了後、千歳へ向かい最終便にて羽田へ向かうのだ。宿も空港近くが望ましい。もっとも、宿によっては無料で空港へのシャトルバスを運行しているので、宿代だけで選びそうな羽田近くの宿もそれらを考慮して選ぶのも宜しい。6:25発となると最低でも30分前には空港に到着が必要と思うけど、実際には荷物を預けたりする人で結構混雑している。よって、余裕を見ると5:30には空港到着が望ましいと思う。ちなみにJTAのカウンターも5:30から営業開始である。

JTA 071便が八重山旅行の定番便である。

石垣空港へ到着後、離島ターミナルへタクシーで向かう。石垣島のタクシーは安い。島の燃料価格を考えると、利益が出るのだろうかと思うくらいだ。流石に平久保岬なんて事になればとんでもない額となるだろうけど、石垣市街という距離であれば、土地にお金を落とすという意味では僕は良いのかなとは思っている。

事前の予定では、昼くらいの船で西表島へ渡ろうと思っていた。ところが思いの外、空港での荷物受け取りも早かった為、離島ターミナル到着は10時少し過ぎであったと思う。
西表島での宿は豊原地区である為、渡船先は大原港。平常であれば35分の船旅である。

さて、予定よりも早い便で渡った西表島だけど、昼食をどうするか。西表島の集落にも複数の食堂もあるしスーパーもあり、それほど心配することはないのだけども、今回は離島ターミナルで石垣島定番のジューシー蒲鉾などを仕入れ、島のドライブ中に海でも見ながら昼食をすることにした。西表到着後レンタカーを借りた後、チェックイン前だが荷物を宿に預ける事にする。また、この時に翌日からのツアーを宿で予約して貰った。

囓った後で申し訳ない。でも、囓らないとどんな物なのか判らないんだよね。

西表島を訪れるのは3度目である為、ある程度の土地勘はあり、昼食で目指したのが後良川河口近くにあるパーキングエリアである。ここの風景は僕のお気に入りで、出来れば干潮時に広がる干潟の光景が大好きだ。渓流などは誰が見ても純粋に綺麗な景色だと感じるだろうけど、この様な景色はどうだろうか。感覚的には道東などの湿原の光景が好きと感じるのであれば、この景色も気に入るのではないかな。

後良川(しいらがわ)河口の風景。

結局、それは人の手の入っていない自然が作り出す姿だからだと思う。また、それだけ西表島は良好な自然が残されている。集落や港、そして島東部の道路を除き、川と海と森林は自然のままというのが西表島最大の魅力だ。

後良川を後に道路を北上すると、右手に小浜島が浮かんでいるのが見える。やや暫く走ると由布島の看板があるけど、今年はそのまま通過した。西表島のツアーには必ず含まれている由布島は、島全体が観光地で水牛に乗り島へ渡る場所。観光地と言っても、熱帯植物が多く植えられているなど見応えはあるし、水牛車というのも如何にも観光用だと僕も思うけど、これは一度は訪れた方が良いとは思う。

観光用と言っても水牛のノンビリとした歩きは(まさに牛歩ですな)、沖縄的な時間を感じる事が出来るし、島の中も見応えはある。また、レストランというか食堂もあるので昼食をとるにも良い場所である。但し、大型バスで団体客も多い場所なのでタイミング次第であろうか。

※これは昨年撮影した写真です※

由布島を通り過ぎ、暫く走ると道路は海岸から小高い場所を走るようになる。この辺りが小浜島や石垣島の遠景と、海の美しさを感じる事が出来るポイントであろうか。ただ、パーキング等は無い為、停車する際は見通しの良い場所だけにする事だ。間違っても、コーナー出口など事故の懸念がありそうな場所へは車を停めないこと。

写真集とダブったけど現像面倒で…。

船浦湾を渡る海中道路付近では、かなり遠景だがピナイサーラの滝が落ちているのが判る。この滝へのアクセスはカヌーでのアプローチの様で、トレッキングでも無理ではないにしても土地に詳しくないと危うい様である。この暑い時期に僕はごめんだけど、涼しい時期であれば、楽しめそうな場所に思えるね。

船浦を過ぎると、定期船が就航する上原集落。ウエハラと読むけど、元の読み方はウイバルだとか。この辺りは北海道のアイヌ語地名同様に難しいものだね。ただ、原をバルと読むのは何となく覚えたかな。城をグスクなどもね。

この上原集落を白浜方面へ通り過ぎた辺りにあるのが、パーラー美々。マンゴーやパイナップルジュースの他、ソバもあったりする。昨年はパイナップルジュースを飲んだけど、地元の完熟フルーツを使っているからとても美味しい。値段は呑んでみるまでは高いなあと思ったけど、呑んでみるとそれは納得。むしろ安いくらいでしょう。今年はマンゴーがあったので、迷わずマンゴージュースをチョイス。勿論、美味しいですよ。お勧めです。

パーラー美々 建物はこんな感じで如何にも西表風。

これより先は、「西表」「星立」「祖内」など歴史のある集落があり、車で行ける最奥が白浜となる。途中の浦内川も後良川同様に河口に干潟が広がる雄大な場所で、この川の上流にある滝が、マリユドゥの滝とガンピレーの滝。前者は日本の滝100選に選ばれている滝で落差はそうでもないけれど、丸い滝壺が特徴的だ。(この丸い滝壺が滝名の由来)

※マリユドゥ滝 これは2011年1月の撮影です※

この滝は浦内川観光の遊覧で最上流部にある軍艦岩でおり、歩いて片道30分程度だろうか。極端な悪路ではないけれど、降雨後は泥道となっており、それなりの足回りは必要だ。あと夏には訪れた事はないけど、恐らくジャングル内は蒸し暑いだろうね。多めの飲み物は持って行った方が無難というか必須であろう。

さて、白浜から先にも集落があり、船浮集落まで定期船が運航している。昔はこの先にも集落があったそうだが、何れも廃村となっている。故に船浮より先を訪れるのであれば、トレッキングかダイビング等のツアー船、僕の様に釣りでという事になるだろう。探せばクルーズもあるのかもしれない。でも、この辺りは珊瑚の生育は抜群で海岸に道が無い為、知床の様に景観は抜群だ。

陸路のない船浮集落。

網取湾付近は道路がなく、山と海と所々にある砂浜が印象的であった。

島内観光を終え、宿へ戻る。宿泊は昨年同様、豊原にあるラティーダ西表。昨年までは夕食が島素材を使ったイタリアンという宿であった。しかし、今年はオンシーズンのみ、定食かバイキング形式となってしまった。理由は聞いていないけど、不況や震災後の観光客減少という部分が大きいのかもしれない。

この日は定食形式での提供でチキンの照り焼きを頼んだのだが、定食形式とは名ばかりにジーマミー豆腐や島素材の天ぷらや煮付け、サラダなど盛りだくさん。定食として考えると安くはなかったけど、ボリュームがあり味も良いので宿を出歩くのが面倒という場合はこれで良いのではないのかな。

6/28

5時40分に宿へガイドの方が迎えに来てくれた。6月末の西表島でも日の出は6時くらいと島の人にとってみれば、十分早朝という時間である。こんな時間に出発するには理由があり、夜に開花するサガリバナを観察するツアーだからだ。日が昇るとサガリバナは落花してしまう為、早朝出発が必須なのだ。中には夜出発でカヤックでサガリバナを観察するというツアーもあるらしい。

6時過ぎに撮影。同じ日本でも明け方はこれだけ遅いのだ。

他の場所は判らないけれど、その点は仲間川は早朝クルーズがあるので安楽かもしれない。このサガリバナだけど昨年も同じ時期に訪れて、開花が何とか数カ所で見られたというレベルだったけど、今年は大当たりで多くのサガリバナが咲き乱れていた。ただ、早朝の潮位が低いため、落花した花は地面に落ちている事が多く、写真集の様に川面にサガリバナが溢れているという光景とはならなかったけどね。それでも、十分満足な咲き方をしてくれていました。

典型的なマングローブ。満潮時は葉がある近くまで水位があがるのだ。

形といい香りといい、独特の魅力をもつサガリバナ。

8時少し前に宿に戻り、朝食を食べる。朝食は無料だけど、定番のポークやエッグなどの他に日替わりでチャンプルーなどの郷土料理があったりと十分な内容であった。また、こうした朝食の時間に戻ってこれるのもサガリバナの良いところで、朝食後に予定しているのは新城島(パナリ島)のシュノーケリングツアーである。

パナリ観光が主催しているこのツアーは、定期船である安栄観光とのタイアップらしく、行きが十時台、帰りが四時台の石垣←→大原の定期航路を利用して途中で新城島へ立ち寄る形で乗船下船を行う。出発は石垣島もしくは西表島で西表島の方が近い事もあり、参加料は西表島の方が安い設定となっている。

この新城島、昨年は休息所が旧上地小学校の敷地及び建物であった。しかし、現在は公民館をこの地に作るという事で工事中で更地になっていた。祭事の多い島である為、宿泊出来る場所をかねて公民館をという事らしい。まあ、これに関しては第三者が意見を言うことは出来ない。ただ、同時に昔ヤマハリゾートが撤退した後の廃墟も、取り壊しを行っているそうだ。

このパナリ島は殆ど人的な汚れが無いという事もあり、珊瑚をはじめとした環境がとても素晴らしい。港隣の浅い場所で珊瑚が群生しているのだ。その意味では非常に安楽かつ楽しめる島である事は間違いない。ハイシーズンはそれなりの人が来るであろうけど、僕が訪れたこの時期は数えるほどしか観光客はいないのだ。御嶽など関係者以外は立ち入り事の出来ない場所も多い島なので、勝手気ままに島を歩くことは出来ないけれど、北の浜などは基本的に誰も居ない。

海も綺麗だし、対岸に西表や隣の下地島(新城島の片方)や波照間島まで見るロケーションも素晴らしい。勿論、観光で行くという前提の話だけど、少し行くのが不便という意味ではやはり穴場的な場所だとは思う。

正面の陸地は下地島(新城島は上地と下地に分かれていて撮影は上地)

新城島 港の隣でも泳いでみると珊瑚はごらんの通り

ちなみに珊瑚があるかは判らないけれど、人の少ないビーチという事であれば、嘉弥真島という無人島も存在する。無人島と言っても石垣のホテルが所有しているらしく、独自のツアーを行っているらしい。僕は行ったことがないけど、昨年のリーフフィッシング時に訪れた時は砂浜に囲まれた島だなあと感じた。

午後の早い時間までシュノーケリングと島内観光を楽しみ、夕方4時の西表行きで島を後にする。ちなみに石垣島から参加している方も同じ便に乗り、一度西表へ向かい、折り返しで石垣島という形で運行しているようだ。だから、仮に西表島からの参加者が無ければ折り返し時に新城に立ち寄るのかもしれない。何れにしても、ツアーの帰りは一時間くらいは時間が掛かると考えていた方が無難かもしれないね。

この日は宿の夕食はバイキング。定食よりも安いけど、基本は素材が同じなので毎日だとどうかな。味は悪くないけどもね。

6/29

この日は釣行記で書いた通り、一日中リーフフィッシング。詳細はこちら

RAPALA CD9 パーチカラーがとにかく効いた。

ガイドさんの車で祖内港へ行く途中、飲み物を仕入れに星砂スーパーへ立ち寄った。この時スーパーに並んでいたのが西表 島菓子工房のお菓子でバラ売りされていたもの。何種類もあるようだけど、僕が食べたのは黒糖ラスクだったかな。釣りの最中に食べてみたけど、美味しいお菓子だね。元々、ラティーダ西表さんにいた方が独立してお店を作ったとか。

2017/11追記 西表島 島菓子工房さんは、西表島白浜から石垣市登野城に「八重山島菓子研究所」という屋号で移転されたようです。公式サイトは不明。新屋号で検索をかけると、紹介記事などが出てきますので、興味があるかたは調べてみてください。

島の人の評判も味については文句は聞いたことがないけど、値段設定が高いそうだ。まあ、考えてみると小さなラスクが三枚入っていて150円だったかな。都会に住んでいると極端に高いという感覚はないけど、島の感覚だとそうなるのかもしれない。この辺りの事情は各自察して欲しい。

僕は施しなどという気持ちは全く無いし、島を見下した気持ちも無いけど、初日のタクシー云々で少し書いたのは、旅先でお金を使うのは観光客の義務だと思っているからだ。義務なんて書くと反発する人も多いだろうけど、ツアーのみで行動する場合、地元にもお金は少しは落ちるだろうけど、仕方なく値下げ要請を呑んだり、ピンハネされて利益など僅かじゃ無いのかなと思ったりもする。

だから、ツアー以外で例えば飲食店で飲み食いしたり、地元のお店で買い物をしたりする様にしている。これは別に沖縄だけに限ったことじゃなく、北海道へ来る観光客の皆さんにも同じ事をしてくれないと、地元など活性化するわけがないものね。

この日の夕食は、宿から徒歩圏内にあるレストラン&バー字南風見さん。レストランと書いているけど、居酒屋とカフェを足して割ったようなお店かな。ここのお店ははなかなか面白くて味も良い。ただ、あまり広くない店なので早めに訪れた方が良いかもしれない。予約が出来るかどうかは不明。予約出来るなら、予約した方が無難かもしれないね。

店内のテーブル席はこんな雰囲気。カウンターとテラスでも飲食可能。

スーチカー(沖縄の豚塩漬け、伝統的な保存食)

この日、この店で僕は初めてマース煮を食べてみた。塩(マース)と泡盛を使って煮込んだ塩煮魚の事だけど、最初は塩だけなんて生臭くないかなあと思って敬遠していたのだ。ところが食べてみてびっくり!美味しいのだ。魚は小さなフエフキダイ科の魚だと思うけど生臭いなど全く無いし、シンプル(マースは精製塩じゃないから、複雑な味がするけどね)な味故に魚の味が判るし、魚からの出汁も抜群に感じる事が出来る。

マース煮を色々調べると、鮮度の良い魚を使うのが鉄則と書いてあった。臭い消しにショウガを使うわけでもないのだから当然だよね。また、鮮度が良いので美味いのも納得だ。また、泡盛を使うという事は水分が蒸発していく時に魚の臭いも飛ばしてくれるはずだ。和食の煮魚も日本酒を使うけど、余計な臭いを飛ばすという役目もあった筈だ。日本酒より度数の高い泡盛であれば、効果は高いのかな?誰か日本酒の代わりに泡盛使って煮魚作ってみて下さいな(味付けとしての日本酒使用は認めるからさ)。

6/30

西表島にいられる最終日である。東京への出発は翌日の朝だけど、朝便故に夕方には石垣島へ向かう必要があり。そうした制約の中、西表を楽しむとなると出来る事が限られる。ドライブで景色を楽しむか、由布島辺りへ行くかという形であろう。結局、午前中は上原方面へ例のお菓子を買い付け(大原地区では売られていないのだ)へ向かい、午後からは早めに石垣島へ戻り、竹富島を訪れてみる事にした。

石垣島から竹富島は高速船で10分足らずの近い島で、石垣島の高台からは石垣港の向こうに平たい小さな島が見えるのがそれである。八重山諸島では、行政的には石垣島が石垣市、与那国島は与那国町、残る島は全て竹富町である。この町名を冠している島なので、竹富島が中心というとそうではなく、町役場は石垣市にある。ただ、竹富島を訪れる観光客が多いのは間違いのないところで、高速船の便も心なしか船も大きいようだ。

港には民宿や水牛車などの出迎え業者が並び、正に観光地といった様相をしているけど、集落に入ると観光客で溢れているものの、町並みは落ち着いた伝統的な沖縄を感じる事が出来る。それでも、僕は日帰りでしか行けなかったけど、多くの観光客が島を離れた後がこの島本来の姿なんだろうね。オンシーズンは何時行っても混んでいるだろうから、オフシーズンにでもゆっくり泊まってみたい島だと思う。

竹富島は南国ムードと沖縄の雰囲気が共存している島だ。

青い空と木々、そして赤瓦の屋根が点在する。

西表の由布島と同じく、水牛車で集落をまわるのもモロに観光客という感があるけど、意外にもこれはお勧めかもしれない。遅い水牛くらいの速度が合っている雰囲気なんだよね。また、それだけ遅い速度でも集落の半分くらいは回れてしまう。要するに、この島を楽しむにはゆっくり急かないでという事になる。もっとも、離島の旅は程度の違いさえあれ、急かない旅というのが一番だと思う。だから、昨年も書いたけど一日で三島巡るなんてツアーは個人的にはお勧めはしない。

この日は石垣島の居酒屋で夕食を。西表で食べたかったけど、その日は売り切れて無かったノコギリガザミがメニューにあった。この蟹、美味しい蟹である為、乱獲気味で水揚げは非常に少ないそうだ。本島の牧志公設市場辺りだと生で5000円はするそうだ。食べてみたけど、味が濃く美味しい。特に大きな鋏の肉は絶品である。仕入れがあるかどうかにもよるけど、多少高くてもこれは食べてみる事をお勧めするな。

ノコギリガザミは堅い為、最終的にお店で蟹の鋏等は割って提供してくれる。

あと、美味しいと思ったのが白イカ(アオリイカ)の天ぷらだ。刺身では過去に食べた記憶があるこのイカだけど、天ぷらも絶品であった。旨味が強いイカとサクサクの衣をマースに付けて食べるともう止まりませんなあ。

追記

自分でも忘れていたけど、この日が僕の誕生日(笑)。美味しい食材は自分への御褒美という事でしょう。

7/1

石垣空港発8:50分のJTA東京行き直行便。もっとも、扱いが直行なだけで実際には那覇で給油の為に一度降りる事となる。石垣空港は滑走路の長さが1500mと短く、運航上かなりの制約がある空港なのだ。降りる方は何とか猛烈な逆噴射で急制動という形で運航しているけど、離陸は重量の関係で東京までの燃料を積むことが出来ない。

2013年3月に開港予定の新石垣空港は滑走路の長さもあり、LCCを含む複数の航空会社が乗り入れを表明しているようで、高かった八重山諸島への運賃も下がる事が期待されている。もっとも、これは運用を開始してから暫く経ってみないと何とも言えないかもしれない。搭乗率が高ければペイするだろうけど、慢性的に赤字という事であれば撤退する可能性もあるのだからね。

そんな途中の那覇空港。東京まで搭乗予定であるけれど、一旦手荷物も全て持って搭乗機を下ろされてしまう。保安上の理由だそうだ。この間だいたい30分くらいだったかな。トイレくらいは余裕だけど、何かするという時間は全く無い。ただ、10時前後に那覇空港という事でJAL側にしか売られていないという大東寿司を購入する。

元々は八丈島などで作られていたヅケを使った握り寿司の事で、少し甘いけど僕は好きな寿司の一つ。量の割には値段は高いけどね。ただ、何か旅行記で読んだけど空弁として売られている寿司とお店で食べる寿司の違いは少ないそうだ。本格的な味を空弁で味わえるという事になるので、これもお勧めだね。