例年より一週間早く、十勝川下流域を訪れてみた。結果的に アメマスの顔を見ることが出来たけど、本格的なシーズンインは、まだまだ先の事だと思う。鮭の遡上もまだまだ数多いようで、水面で見える跳ねは全て鮭である。河畔林もまだまだ生い茂っており、荒涼とした雰囲気の中でアメマス釣りが楽しめるのは、二週間から半月ほど後の事だろうか。
この時期のアメマスは全て下りで、上流支流へ遡上していた 個体が、産卵後に下ってきたものだ。当然、盆過ぎの様な砲弾型は、このタイミングでは難しい。それでも、十勝川の下りアメマスは、細いながらもコンディ ションは上々である。体の傷も少ないし、色も白っぽい事が多い。暴力的な引きは流石に無いけれど、十勝川の太い流れと大きな尾を持つため、足下まで寄せて もなかなか浮いてこない。パワーは無いけど、トルクは持ち合わせているのだ。
流域に大きな変化は無いけど、例年、ウェーディングしたま ま釣り歩く流域は、多少なりとも変化があったようだ。それは水底の地形であったり、細かい流れの筋のことだ。後者は水位にもよるので、変わったと断言は難しいけれど、シーズン序盤は色々なポイントを叩いてみたいものだ。それでも、定番のポイントには魚は入ってくるとは思うがね。でも、最近は十勝川も人が多くなったので、色々なポイントを把握出来ていれば逃げが通用するのだ。
初日の夜、久しぶりに十勝の夜を満喫し、翌日は十勝川上流域を訪れた。釣り人も多く居たけど、対象魚はニジマスのみの流域には、正直入りたくはない。道内では人気の魚種だけど、その魚しか生息していないというの は、僕の中で強く違和感を感じるのだ。難しい事は抜きにすれば、引きとジャンプで楽しい魚なのだけどね。
流石に、標高が高くなると山の色がはっきり変わった。それでも、今年は紅葉の色が今一つ。赤も橙も黄も色が薄いのだ。一昨年の様に、ハッとするような色が非常に少ない。それでも、ある湖畔の畔で真っ赤に染まった モミジを見つけた。画像処理でハデハデにすることは、僕はあまり好まないのでストレートに現像しているけど、それでも鮮やかな色で記録されているようだ。