2013 島で食した食べ物

西表島

西表島へ上陸し、ピーチパインの買い付けに白浜集落まで走った。実際に購入したのは、浦内の事なのだが、昼食時を過ぎ、何か食べるものをと偶然見つけたお店がレストラン白浜で、ダシがしっかりしている美味しい八重山ソバでした。舟浮観光など白浜を訪れた場合、食事の出来る店は白浜ではこのお店のみらしい。白浜手前のトンネルを抜けると、直ぐ山側にある。

西表島 レストラン白浜の八重山ソバ

西表島 レストラン白浜の八重山ソバ

西表島では、既に定宿と化しているラティーダ西表さんの初日夜は、宿の定食料理を頂いた。数年前までは島素材をイタリアンで提供していたのだが、色々事情があるのであろう。一時は食事の提供を休止していた時期もあったようだが、現在では予約制(その日の午前中まで)であるが、肉か魚のメイン料理を選べる定食形式だが、素材は島の物も数多く、味付けも上々である。好みの物を食べたいという向きには、近くに食事が出来る店もあるので、そちらへ行くのも良いと思う。ただ、家族連れ向きではない為、人数が多い場合は素直に宿で夕食を予約した方が良い。

ラティーダ西表 ゴーヤーと蒸し鶏 胡麻おひたし

ラティーダ西表 ゴーヤーと蒸し鶏 胡麻おひたし

ラティーダ西表 ミミガー酢味噌かけ ナーベラー(ヘチマ)と干し葡萄

ラティーダ西表 ミミガー酢味噌かけ ナーベラー(ヘチマ)と干し葡萄

ラティーダ西表 マグロ、ミーバイ、セーイカのお造り

ラティーダ西表 マグロ、ミーバイ、セーイカのお造り

ラティーダ西表 テビチ(豚足)と大根

ラティーダ西表 テビチ(豚足)と大根

ラティーダ西表 黒毛和牛山葵ソース

ラティーダ西表 黒毛和牛山葵ソース

ラティーダ西表 黒紫米

ラティーダ西表 黒紫米

ラティーダ西表 麩入り赤だし汁

ラティーダ西表 麩入り赤だし汁

ラティーダ西表 水雲(もずく)のようかん

ラティーダ西表 水雲(もずく)のようかん

ラティーダ西表 ドラゴンシャーベット

ラティーダ西表 ドラゴンシャーベット

ラティーダ西表 西表産パイナップル

ラティーダ西表 西表産パイナップル

ラティーダ西表 朝食

ラティーダ西表 朝食

フィッシング中のランチ

昨年は宿泊先近くのスーパーで(西表島にも結構な数のスーパーがある。但し、集落内にあったりするので、事前に場所は調べておく事)弁当を購入し、釣りへ向かった。但し、沖縄本島の様に激安で盛りだくさんという弁当は、西表島では望まない方が宜しい。また、数時間後に食するとは言っても、傷む恐れがあるのでクーラーバッグなどは必須。もっとも、ガイド船にはクーラーは必ず持ち込まれるので、自前で買った場合は頼んでクーラーへ保管して貰う方が間違いは無い。今年は面倒なので、昼食はマリンボックス西表さんにお願いした。

マリンボックス西表 ランチ

マリンボックス西表 ランチ

レストランバー字南風見

昨年も立ち寄ったお店で、ランチ営業も行っているようだ。レストランバーの名前通り、提供しているお酒も島酒だけではなく、洋酒やカクテルもメニューにある。料理は沖縄料理がメインだけど、洒落たメニューもある。でも、実態はお洒落な居酒屋かなあ(良い意味です)。

この店は安くて美味しい料理とお酒が楽しめるので、ラティーダ西表に宿泊する際はお勧め出来る。歩いて行ける距離にあるのでね。ただ、暗くなってからは、地元の方も集まる店なので、満席になるかもしれない。早めに行くのがベストだけど、陽が高い時間は近くとは言っても暑いですからね。それなりの格好はしていくこと。

レストランバー字南風見 お造り

レストランバー字南風見 お造り

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レストランバー字南風見 スーチカー(沖縄の郷土料理 豚の塩漬け)

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レストランバー字南風見 土地のサラダ

レストランバー字南風見 西表産イノシシの燻製

レストランバー字南風見 西表産イノシシの燻製

レストランバー字南風見 フエダイのマース煮

レストランバー字南風見 フエダイのマース煮

沖縄へ来て、マース煮を初めて食べたのが、このお店のマース煮。本島を含め、何度か食べた事があるけど、現在のところこちらのお店がナンバー1です。何と言っても、使っている魚の鮮度が良いようで、生臭さが皆無なんですよね。作り方に何か秘訣があるのかもしれないけど、ここのマース煮を食べていなかったら、この料理はあまり好きになれなかったかもしれない。勿論、沖縄を食べ歩けば、美味しいマース煮に当たる事もあると思うけど、やはり最初の体験で駄目だと厳しいですからね。

レストランバー字南風見 かまぼこ

レストランバー字南風見 かまぼこ

レストランバー字南風見 〆に食べた八重山ソバ

レストランバー字南風見 〆に食べた八重山ソバ

新石垣空港

新石垣空港は旧石垣空港のように市街地に隣接しているわけではなく、周辺に食堂等は皆無である。その為、空港周辺で食事をという事になると、空港内で何かしらの食事をするか、それこそ弁当などを購入する他は無い。もっとも、空港が大きくなった事もありレストラン等も以前に比べると多くなっているので、その点はありがたいかもしれない。ただ、開港したばかりの為、今後もこの体制が続くかどうかは未知数かもしれないね。

新石垣空港にて ソーキソバと魚のフライ、モズク天ぷら

新石垣空港にて ソーキソバと魚のフライ、モズク天ぷら

石垣 塩せんべい

石垣 塩せんべい

与那国島

与那国島は基本的には、民宿か民宿+アルファという宿泊先が殆どである。一軒だけ近代的なリゾートホテルがあるにはあるのだけど、集落から離れているにもかかわらず、夕食の提供がないなど、利便性が悪い。集落へ夕食を食べに出るしかないのだが、これだとビールも飲めないという事になってしまう。この為、この島は評判の良い民宿で夕食を食べるか、いっそのこと素泊まりで集落に、何か食べに行った方が良いような気がする。もっとも、素泊まりだと朝食が不安ではあるのだけど。

この島はカジキ漁が有名で、丁度訪れた一週間後、カジキ釣り大会が行われる旨の垂れ幕や看板が設置されていた。また、長命草の産地でもあり、それを使った蒲鉾などもある。夕食で出た天ぷらも長命草が入っており、その味はまさにハーブといった感があり、香りが良い。カジキについては、普通に美味しいけど、絶品かという話になるとどうかしら。もっとも、宿で食べただけなので、その点はチャンスがあれば、またという事でしょうね。

与那国島 villa エデンの幸 旅物語 夕食 刺身は島名産のカジキマグロ

与那国島 villa エデンの幸 旅物語 夕食 刺身は島名産のカジキマグロ

石垣島

この店は、初めて石垣島を訪れた際、師匠夫妻にご招待頂いた居酒屋である。美崎町にある居酒屋瑚南(こなみ)がそれで、地元の人も多く集まるお店だ。この店に限らず、石垣島ではお勧めの居酒屋を何軒か教えて貰っているのだけど、何れの店も予約は必須である。観光客相手の店は判らないけど、お勧めの居酒屋は全て地元の人も多く利用する店なので、飛び込みでは予約で一杯という事になるのは間違いはない。

予約までして、居酒屋に行ってられんという気持ちもあるけれど、ご当地のお店は座敷関係は下手すると一族皆で訪れるので、物理的に席が足りなくなるのだ。この為、少なくとも前日、可能であれば数日前には予約を行っておいた方が良い。また、夏休み期間中であれば、更に早めの予約をお勧めします。但し、キャンセル時はきちんと連絡をすること。

この、居酒屋瑚南だけど、刺身や料理はとても美味しい。ただ、他の店にない特徴として、ハブ料理も扱っている。ある意味、ゲテモノだし、最初はそういうノリでメニューにしたらしいのだけど、実際問題としてハブは美味しい食材だと僕は思う。但し、魚とは違って骨は硬くて、とてもじゃないけど食べられないので、食べる場所が思った以上に少ない。から揚げやスープがあったと思うけど、スープの方がダシが出て美味しい気がする。

こんな事を書くと、ゲテモノ食いに思われそうだけど、僕は食べ物に関しては保守的な方だと思っている。だから、昆虫類は食べないし、極端に辛い食べ物も食べない。でも、蛇はゲテモノとは思っていないだけかもしれないね。爬虫類なんて・・・!と思うかもしれないけど、スッポンだって爬虫類ですからね。まあ、今回は諸事情によりハブは食していないけど、チャンスがあれば御一緒致しましょう。

石垣島 居酒屋瑚南(こなみ) 脱皮エビの唐揚げ

石垣島 居酒屋瑚南(こなみ) 脱皮エビの唐揚げ

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石垣島 居酒屋瑚南 ヒラヤーチー(お好み焼きの沖縄版)

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石垣島 居酒屋瑚南 お造り盛り合わせ 貝類は珍味が多い。中央がシャコ貝、中央下がタカセガイ(正式和名サラサバテイ)

このお店で以前初めて食べたのが、タカセガイだったと思う。勿論、シャコ貝などもそうだ。ホタテやホッキ、あるいはアサリやツブやアワビくらいしか普段は貝類を食べないので、これらの貝は特徴的な味がする。最初は違和感があったけど、シャコ貝などは個性的で慣れると美味しい貝だと思う。タカセガイも北海道では無い味だね。南国を旅した時、魚の刺身は勿論食べる事はあるだろうけど、魚よりも貝は是非食べてみたい食材だと思います。また、モノによるけどセーイカなどは沖縄ならではの味です。蛸類も美味しいし、冬場は大型のアオリイカも沖縄で食べられるので、魚以外が面白い土地なのかもしれません。魚に関しては、脂の乗りが少ないので、美味しいけれど淡泊過ぎる嫌いはあります。

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石垣島 居酒屋瑚南 グルクン(タカサゴ)のから揚げ

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石垣島 居酒屋瑚南 鶏の皮餃子

その他

6月上旬くらいから1ヶ月間の間、石垣島や西表島ではピーチパインの最盛期となります。一般的には、この品種の他にスナックパインやハワイ種などもあり、それぞれ美味しいものなのだけど、個人的に好きなのが写真のピーチパインでしょうか。熟すると桃の香りがすることから、ピーチパインと呼ばれているのですが、品種的にはソフトタッチと言うそうです。普通のパインよりも果実が白っぽく、酸味が少なく甘いパインです。島で買う完熟したそれは、香り豊かで甘い南国の味です。

このピーチパイン、現地は勿論購入出来ますが、通販でも最近は流通しているようです。で、現地の小売り価格が農場直だと小さなもので150円、大粒で250円でした。普段はもう少し高いそうですが、恐らく高くても400円なんていうレベルでしょう。送料は10kgとして、一番遠い北海道で1600円から。空輸便だと、これに数百円追加されます。あと箱代かな。それで、今年は10個送り、1個あたりの価格が460円くらいになりました。

でも、石垣市内の土産物屋さんや空港では1個600円くらいで売られていますので、送料を入れても断然安いのです。ここまでは観光地に良くある話で、通販サイトの中にはとんでもない価格になっている業者がありますので、要注意。今年はもうパインは終わりのようですが、今回買ったのは、やまねこ農園さん。価格が出ていますが、産直なので非常に良心的です。

西表島 やまねこ農園  ピーチパイン

西表島 やまねこ農園  ピーチパイン

与那国島で作られる花酒は、島内で三つの蒸留所(酒造所)があるそうです。どなんが有名ですが、どなんは北海道でも時々入手が出来るので、今回は与那国という銘柄の花酒を買ってきました。度数が60度と非常に強い為、舐めるようにしか飲めませんが、普通の泡盛とは違った香りと味わいは良い物です。瓶はクバで巻かれた独特の物が好きですが、贈答用なのか与那国の海の様なブルーの瓶も捨てがたいものがあります。

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与那国島 花酒(はなさき)与那国 クバ葉巻き

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与那国島 花酒(はなさき)与那国 クバ巻きと中身は同じだが、ブルーの瓶版

これは今更言うまでもないもので、石垣島の金城蒲鉾店で作られている蒲鉾の中に炊き込み御飯が入っている「じゅーしー蒲鉾」のブラックバージョンです。色が凄いですが、これはイカ墨を使用しているようで、こちらの中身はカレーチャーハン。ただ、外側の蒲鉾は、じゅーしー蒲鉾の方が上だと思いますが、中身を含めたトータルだとブラックの方が僕は好みです。

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石垣島 金城蒲鉾店のヒット商品 ブラックじゅーしー蒲鉾(イカ墨蒲鉾の中にカレーチャーハンが入っている)。他に、普通のじゅーしー蒲鉾がある。

オリオンは言うまでもなく、沖縄で作られているご当地ビールです。従来は地場産業育成の為、オリオンビールに対して、かなりの優遇措置がとられていたようです。結果的にオリオンが入手しやすく(安い)、今では堂々のシェアNO1ビールでしょう。このオリオンビール、現地で飲むと美味しい飲み物なのですが、恐らくこれは沖縄の暑く湿った気候だからこそ。だから、比較的涼しく乾いた北海道にお土産で持ってきても正直美味しくないと思います。反対にサッポロクラシックを沖縄に持ち込んでも、これも美味しくないはず。ましてやエビスなどは論外でしょう。もっとも、冷えたエアコンの効いた部屋で飲むなら、モルト系の方が美味しいかしら。

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沖縄と言えば、このビール。高温多湿の沖縄向きの味。現地で飲むと美味しい。