奈良県の法隆寺を訪れた事がある人は多いと思うけど、修学旅行でこの地を訪れただけという事が多いのではないだろうか。僕も高校時代に修学旅行で法隆寺を訪れているけど、如何せん、若い時分には世界最古の木造建造物等の知識はあったとしても、何が良いのか今ひとつ判らないという意識が大きかったと思う。
ある程度の年齢となってからは、機会があれば法隆寺を訪れてみたいと考えていた。かなり急な旅予定を立てた為、マイレージの特典航空券は空きは皆無であり、三連休ということもあり、大手航空会社の格安航空券も既に売り切れていた。そんな折、関空と千歳を就航しているLCCピーチの空きがあったので、今回はこれを利用してみた。
但し、LCCとは言っても売れ行きにより値段が上がっていくので、僕が押さえた便は片道が14000円程度。座席が狭いと聞いていたので、足下に余裕のある席を別途押さえ(840円)、往復30000円くらい。後は安い宿を押さえれば即席関西旅行のできあがりである。
いつもはレンタカーを借りて各地を回るけど、関西圏の交通事情を考えると公共機関がベターであろう。大阪からであれば、奈良は1時間もかからない。ただ、文字通りの法隆寺駅から法隆寺の境内までは1.5km程度ある。歩ける距離だけど、残暑が厳しい為、行きだけはタクシーを利用した。ただ、法隆寺の境内は広く、日陰が少ない為、夏に訪れるにはそれなりの覚悟は必要かもしれない。女性であれば日傘、男性であってもタオルや飲み物は持ち歩いた方が無難だと思う。また、今回の急に雨が降ったから、折り畳み傘もあった方が無難だろうか。
法隆寺については、詳しくは書かないけど、やはり訪れてみて良かったと思う。仏教や寺というよりも、世界最古という歴史をとても感じる事が出来るのだ。飛鳥時代に作られたものが現存しているという事実だけでも、凄いと思う。