道東のアメマス釣りは毎年の遠征となった感があるけれど、何度訪れても飽きることがない。勿論、それは僕自身の感じる事だけど、魚影が濃い事は釣り人として当然あるけれど、荒涼とした風景や内陸部の牧歌的な風景、阿寒を代表とする深い森、知床の様な恐ろしさを感じさせるほどの野生など変化に富んでいるからだと思う。そんな大地で狙うのは、アメマスが圧倒的に多い。盛夏の頃、カラフトマスやサクラマスを海で釣ったり、渓流でイワナやヤマメを狙う事もあるけれど、一年を通じて何処かで釣れるというこの魚が好きなのだ。
霧で何も見えないような風景。多くの観光客は何も無いと感じるかもしれない。でも、僕はこんな道東が好きだ。霧の中で釣りをするのは辛いけれど、霧というのは幻想的であり、冷涼な気候を生み出す。