2012 道東アメマス行脚

海霧が立ちこめ、気温は一桁のアメマス釣りであった。放牧馬もシルエットでしか見えない。

悠々と流れる別寒辺牛川。国道の橋直下の流れだが、前日に羆出没の看板があった。

道東のアメマス釣りは毎年の遠征となった感があるけれど、何度訪れても飽きることがない。勿論、それは僕自身の感じる事だけど、魚影が濃い事は釣り人として当然あるけれど、荒涼とした風景や内陸部の牧歌的な風景、阿寒を代表とする深い森、知床の様な恐ろしさを感じさせるほどの野生など変化に富んでいるからだと思う。そんな大地で狙うのは、アメマスが圧倒的に多い。盛夏の頃、カラフトマスやサクラマスを海で釣ったり、渓流でイワナやヤマメを狙う事もあるけれど、一年を通じて何処かで釣れるというこの魚が好きなのだ。

ルアーへの反応は今ひとつ。止水Specialも効くには効いたが、サイズダウンが効果的であった。

自然環境厳しい冷涼な地。しかし、幻想的で魅力的でもある地なのだ。

風蓮湖の畔にて。ここは野鳥の宝庫である。

霧で何も見えないような風景。多くの観光客は何も無いと感じるかもしれない。でも、僕はこんな道東が好きだ。霧の中で釣りをするのは辛いけれど、霧というのは幻想的であり、冷涼な気候を生み出す。

冷涼な地のアメマスは、60クラスでも白斑がリング化している事が多い。

ようやく春を迎えた根釧台地。西別岳と摩周岳(カムイヌプリ)

4月28日の時点で氷があるのは、滝口のみの阿寒湖。